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落葉樹の低木、花木の剪定(花後剪定)(2)
花が終わった後に行う透かし剪定・切り戻し剪定 −ユキヤナギ編−

今回は、落葉樹の低木、株立ちの透かし剪定と切り戻し剪定を、ユキヤナギを例にご紹介します。

樹木は、花が咲いた後に、ある一定の限られた時期に次の花芽がつくられます。もし、花芽ができた後に、その部分を切り落としてしまったら、次の花は咲きません。
そこで、花芽を切り落とさないためには、花が終わってから、次の花芽ができるまでの間、まだ花芽ができていない時期に剪定します。

ユキヤナギの場合、4月頃に花が咲き、9月頃に花芽が出るので、5月頃に剪定を行うのがベストです。花芽が出る時期までに枝を充実させるためにも、花が終わったら早めに(できれば1カ月以内に)剪定しましょう。

教えてくれるのは
住友林業緑化・愛グリーン推進部
本多 美沙

教えてくれるのは
住友林業緑化・愛グリーン推進部
本多 美沙

剪定のポイント

透かし剪定のポイント

剪定するのはこちらのユキヤナギです。今回は、まず込み合った枝を整理して日当たりをよくする「透かし剪定」を行います。樹形を乱し、樹木の生長を妨げる不要枝を取り除くことで、光と風が樹木の内部まで届きます。木全体にまんべんなく花芽がつくようになり、健康で美しい姿を保つことができます。剪定のポイントは以下の2点です。
後半では、株の若返りを図るために地際で切り戻す「切り戻し剪定」も紹介します。

透かし剪定のポイント

ポイント1 込み合う枝を根元から間引く

まず、株元を見て、込み合っている枝を、根元近くから切って間引きます。交差してお互いが邪魔になっている枝がある場合は、長くて太い枝の方を切ると、株全体の大きさをコンパクトにできます。
枝を間引くことで、風通しを良くし、病虫害の発生を予防します。

株元の込み合っい具合を見て、切る枝を選定します。

株元の込み合っい具合を見て、切る枝を選定します。

交差している枝や密集している部分の枝を切ります。

交差している枝や密集している部分の枝を切ります。

剪定バサミで根元近くからカットします。今回は、株元から20本程度枝が出ていましたが、3分の1程度(6〜7本)切ってすっきりさせます。

剪定バサミで根元近くからカットします。今回は、株元から20本程度枝が出ていましたが、3分の1程度(6〜7本)切ってすっきりさせます。

以前、枝を切った部分(赤丸部分)がコブ状に膨らみ、その付近から新しい枝がたくさん生えています。このように途中で枝を切ると、そこから枝葉の量が多くなるので、根元から切り、新しい枝が下から生えるようにします。

以前、枝を切った部分(赤丸部分)がコブ状に膨らみ、その付近から新しい枝がたくさん生えています。このように途中で枝を切ると、そこから枝葉の量が多くなるので、根元から切り、新しい枝が下から生えるようにします。

根元で切るのが難しい場合は、いったん適当なところで切り、あとで根元付近で切りそろえていきます。

根元で切るのが難しい場合は、いったん適当なところで切り、あとで根元付近で切りそろえていきます。

中途半端な位置で切ると、他の枝の邪魔になったり、枯れて根株にとって悪影響を与えることもあります。

中途半端な位置で切ると、他の枝の邪魔になったり、枯れて根株にとって悪影響を与えることもあります。

こちらが剪定前の様子。

こちらが剪定前の様子。

こちらが3分の1程度枝を切ってすっきりした状態。

こちらが3分の1程度枝を切ってすっきりした状態。

ポイント2 全体の樹形を整える

次に、全体の樹形を整える剪定をします。高さがバラバラな枝を切りそろえ、徒長枝など樹形を乱す不要な枝や込み合って邪魔な枝も切っていきます。なるべく古い枝を切り、若い枝を残すようにします。

今回は、全体の高さを抑えて、上部は少し丸めに整えることにします。
まずは支点(中心)とする枝を決めて、それに合わせて周りを切りそろえていくと、形が整いやすいでしょう。

現状の様子。

現状の様子。

株の真ん中の方の若い枝を探して、それを支点(中心)に決めます。

株の真ん中の方の若い枝を探して、それを支点(中心)に決めます。

支点の高さを見つつ、周りの枝を切っていきます。

支点の高さを見つつ、周りの枝を切っていきます。

剪定後に生長した枝先に花が咲きます。その重さで弓なりに枝垂れるのがユキヤナギの魅力です。そのため、厳密に高さをそろえる必要はありません。

剪定後に生長した枝先に花が咲きます。その重さで弓なりに枝垂れるのがユキヤナギの魅力です。そのため、厳密に高さをそろえる必要はありません。

内側で枝が密集している部分を整理します。上の写真では、1つの枝から@ABCの4本に枝分かれして込み合っています。

内側で枝が密集している部分を整理します。上の写真では、1つの枝から@ABCの4本に枝分かれして込み合っています。

まず、@の枝は古く生長しすぎているので切ります。

まず、@の枝は古く生長しすぎているので切ります。

それでもまだABCの枝が込み合っています。

それでもまだABCの枝が込み合っています。

そこで、Bの枝を切り、枝を2本だけにしてすっきりさせます。

そこで、Bの枝を切り、枝を2本だけにしてすっきりさせます。

このように枯れてしまった枝は枝元から切ります。

このように枯れてしまった枝は枝元から切ります。

このような若い枝は残しておくと生長し、自然な樹形になります。

このような若い枝は残しておくと生長し、自然な樹形になります。

剪定完了!

全体の樹形を揃えつつ、内側の込み合った枝を整理すれば、剪定は完了です。剪定は怖がらずに、「切りすぎたかな」ぐらいでも大丈夫です。そこから生長して、自然に理想の樹形に近づいていきます。

剪定前

剪定後

切り戻し剪定の方法

株が古くなって花付きが悪くなったり、大きくなりすぎたり、枯れ枝が目立つようになったら、思い切って刈り込んで、新しい枝を出させて株を若返らせる方法があります。すべての枝を根元から10cm程度の高さでで切るだけです。
切り戻しは毎年行っても問題ありません。2〜3年ほど生長させて、定期的に切り戻しても良いでしょう。
アベリアやローズマリーなどでも同じような切り戻しが可能です。

全ての枝を根元から10cm程度の高さで切ります。

全ての枝を根元から10cm程度の高さで切ります。

すべての枝を切っても問題ありません。

すべての枝を切っても問題ありません。

1カ月後にはこのように新しい枝が生えてきます。

1カ月後にはこのように新しい枝が生えてきます。

株全体を若返らすことができます。

株全体を若返らすことができます。

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