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野菜づくりの基本1 用意するもの

野菜づくりに必要なもの

コンテナ栽培で必要な道具は、コンテナ、移植ゴテ(小型シャベル)、ジョウロ、ハサミなどです。

コンテナ

コンテナは栽培したい野菜に合わせた大きさのものを用意します。野菜別の育て方のページで必要な容量を解説していますので、その大きさのコンテナを用意しましょう。

コンテナ

背丈の低い葉物野菜は小さめのコンテナ(写真左)で、ダイコンなど地中に長く伸びる根菜類などは深いコンテナ(写真右)が必要です。

移植ゴテ(小型シャベル)

土の出し入れや苗の植え付けなどの際に利用します。

ジョウロ

水やりの際に使うジョウロは、ハス口が上向き、下向きに回せるものが便利。ハス口を上に向ければ広範囲に、下に向ければ1カ所にまくことができます。

ジョウロ

ジョウロのハス口を上にすると、水の勢いも弱まります。

ハサミ

収穫の際以外にも、込み合った株を整理する間引きや枝の先端部を摘む摘芯などに活躍。先端が細いものの方が使いやすいでしょう。

その他に、バケツがあると、水や用土を運んだり、切った枝葉を入れるのに便利。作業による手荒れが気になる方は、ガーデニング用のグローブがあるとよいでしょう。野菜の種類によっては、支柱やヒモなどを用意しましょう。

それから重要なのが培養土と肥料、そして種、または苗を用意します。

コンテナ栽培のかなめは培養土

野菜の根は土の中で呼吸をし、水分と養分を吸収することで生長します。つまり野菜づくりにとって、根の生育は重要であり、健全な根を育てる土はとても大切なものになります。コンテナ栽培では、良質な培養土を選ぶことが大切です。

1 野菜づくりに適した土とは

そもそも野菜づくりに適している土とは、(1)物理性、(2)化学性、(3)生物性が優れているものになります。それぞれの性質について具体的に説明しましょう。

(1)物理性について

水はけ(通気性)と水もち(保水性)のバランスが重要になります。理想となるのは、水はけのよい団粒構造の土です。団粒構造とは、小さな土の粒が集まって団子のような形(団粒)となり、その団粒がすき間をもちながら集まっている構造のことです。

(2)化学性について

ただ単に肥料成分が配合されているだけでなく、その肥料を保持する力(保肥力)が必要になります。せっかく肥料を施しても、植物が吸収する前に水やりや雨水で肥料成分が抜けてしまっていては意味がありません。土だけでは保肥力が劣りますので、堆肥や腐葉土など保肥力が高い資材が配合されていると良いでしょう。

(3)生物性について

土の団粒構造をつくったり、植物が効率よく肥料を吸収するためには、土壌中の微生物の働き(生物性)が必要になります。また、有用な微生物(善玉菌のようなもの)が根の周りに生息していれば、病原菌の侵入を防いでくれます。加熱殺菌された清潔な土が植物の生育に良いとは限りません。

かなり難しい説明になってしまいましたが、ホームセンターや園芸店などで売られている培養土が果たして良いものかどうか、見た目だけで判断する事は難しいでしょう。また、極端に安い土の場合は、粗悪な廃棄物が混ざっていたりします。
野菜を栽培できる時期は限られますので、なるべくなら、失敗することのない確かなものを選びたいですね。

団粒構造の土

2 おすすめの培養土

おすすめの培養土は、住友林業緑化の「おいしい野菜ができる土」です。どんな野菜でもオールマイティにお使いいただけます。
この培養土は、保水性や通気性に優れ、河川由来の豊富なミネラル分を多く含んでいる浄水場の沈殿土をリサイクルしたものです。この土に保肥力が高いバーク堆肥や植物の生育に有用な微生物を添加し、根張りが抜群の培養土に仕立て上げました。プロの生産者の方々に長年ご愛用いただいている商品でもあり、ロットごとに品質チェックを徹底していますので、安心してご利用いただけます。

クラブフォレスト オンラインショップでは、住友林業緑化の「おいしい野菜ができる土」を肥料とセットでご購入いただけます。

培養土

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3 肥料や堆肥は必要?

培養土には、肥料成分も含まれています。野菜の種類によっては、最初から肥料が必要なものと、生長にしたがって肥料を与えるものがあります(これを追肥といいます)。
それぞれ必要な時期や分量が異なるので、それぞれの野菜の育て方のページでご確認ください。

なお、園芸店などには、肥料の他に、堆肥と呼ばれるものも売られています。
肥料は野菜が育つために必要な栄養分です。化学的に合成した化成肥料や鶏ふん、油かすなどを利用した有機質肥料があります。
堆肥は主に樹木の皮(バーク)や稲ワラ、動物のふんなどを発酵・乾燥させたもので、肥料成分を含んでいますが、植物の生育に必要な量としては不十分です。

畑では、堆肥で土の環境を整え、肥料を加えて野菜づくりに最適な土にする必要がありますが、コンテナ栽培の場合は、肥料成分が含まれ、保水性や通気性のバランスも考えた培養土を使えば、堆肥は必要ありません。

肥料

種を選ぶ際のポイント

野菜の種は園芸店やDIY店などにたくさん売っています。同じ野菜でも多くの品種があってどれを選んだらよいか迷ってしまいます。そこで、選ぶ際のポイントをご紹介します。

種の袋には、まきどきや発芽・生育適温、種まきや栽培の方法などが書かれています。まずはそれらの条件が育てる場所の環境に合っているかを確認しましょう。また、種の生産会社や生産地、発芽率、有効期限も記入されています。

培養土や堆肥などの資材と同様に、種の良し悪しでもうまく栽培できるかが決まってきます。信頼できる生産会社を選ぶことも重要になります。有名な種苗会社として、「タキイ種苗」や「サカタのタネ」などがありますが、行きつけの園芸店やDIY店などに置いていない場合は、通販などで取り寄せると良いでしょう。

有効期限とは、適正な管理をした場合に発芽率を維持できる期間の目安です。発芽率が高いほど発芽しやすいので、この部分も確認しましょう。
その他にも、種の特性によって以下のようなさまざまな表記があります。

早生・中生・晩生

栽培期間の長さを示します。早生は栽培期間が短いもの、晩生は長期間かかるもの、中生はその中間です。日持ちしにくい野菜の場合、収穫時期が集中すると食べきれなくなってしまいますので、早生・中生・晩生の品種を組み合わせれば、長期間に渡って収穫を続けることができます。

交配種(F1種・一代交配)・固定種

種には、異なる品種を掛け合わせてつくられた交配種というものがあります。F1種や一代交配種などとも呼ばれますが、これらは遺伝の法則により、栽培時に優れた性質が均一に揃って現れるため、品質や生育が安定します。しかし、栽培後の種をとってまいても、2代目は品質に大きなばらつきが発生するので採種向きではありません。

固定種とは、伝統野菜や特産野菜など、その地域の気候風土のなかで何世代にもわたって選別・淘汰されて、その地域の風土に合った種として固定化(品質を安定化)したものです。地域性が高いので、地域によっては栽培できない可能性があります。ただし、同じ時期に種を播いても収穫時期がずれるため、長期間にわたって収穫を続けることができます。自家採取ができるのもメリットです。

耐暑性・耐寒性・耐病性

野菜によって、高温に強い品種や寒さに強い品種、病気に強い品種などが開発されています。それぞれ育てやすいように改良されているものなので、環境にあったものを選ぶようにしましょう。

ペレット種子

コーティング種子とも呼ばれます。レタスやニンジンなど、種が小さいものを、まきやすくしたり、発芽しやすいようにコーティング加工したものです。

あまった種は、乾燥剤とともに容器に入れて、冷蔵庫で保管しましょう。種袋の有効期限を過ぎたり保存状態が悪いと、発芽率が落ちるので注意しましょう。

表記

苗を選ぶ際のポイント

しっかりした苗を選ぶと、その後の栽培がぐっと楽になります。悪い苗では収穫量や品質が落ちるだけでなく、病害虫の被害にも合いやすくなるので、苗選びは大切です。

よい苗の選び方のポイントは

  • 株全体がしっかりと丈夫に育っている
  • 葉や茎の色が濃く勢いがある
  • 節間が短くガッシリしている
  • 病気に罹ってない
  • 根が白く太くて、根張りがしっかりしている

などです。

逆に、節と節との間が長く、全体がひょろひょろとしている徒長苗や、下についた葉が小さく、色が薄く栄養不足の苗は選ばないようにしましょう。
また、根の色が褐色になって傷んでいると、植付け時の活着が悪く、収穫時期が遅れることになります。根の状態を確認するには、苗からポットを外す必要がありますので、販売店の了解の下、苗を傷つけないようにしましょう。

苗

右側が根張りのよい良好苗

苗

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