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ナスの育て方
春から育てる果菜類

栽培カレンダー
ナスの苗の植え付け時期は4月末〜5月頃。栽培期間が長く、収穫も長い期間楽しめます。
育て方の手順
1用意するもの
培養土(おいしい野菜ができる土)、20リットル容コンテナ、肥料(フルセット776)、殺虫剤(アドマイヤー)(使用はお好みで)、苗を用意します。
- フルセット776は有機入り配合肥料(窒素7%・リン酸7%・カリ6.5%配合)
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2苗の植え方
- トマトの苗を用いて撮影した写真です。
(1)コンテナの6〜7分目まで培養土を入れ、元肥としてフルセット776をスプーン1杯(30g)程度入れます。肥料を入れたらよく混ぜます。
(2)苗をポットから外して、コンテナ中央に置きます。ポットを外すときは苗を傷つけないようにしましょう。
(3)虫を寄せ付けたくない場合は、殺虫剤(アドマイヤー)を小さじ1杯(1〜2g)まきます。
(4)苗の根鉢が隠れるように培養土を加えます。
(5)苗と培養土が密着するように株元を軽く押さえます。
(6)苗にわき芽が出ているようなら取りましょう。ハサミを使用すると病気を持ち込む可能性があるため、手で摘み取ります。
(7)苗が根付くまでは風であおられると生育が遅れるので、仮支柱を立てて、8の字に交差を描くようにひもで誘引します。
(8)コンテナの底から水が出るくらいまでタップリ灌水します。灌水の頻度は夏場は1日2〜3回、冬場は1回が目安になります。
3育て方
一番花が出たら芽かきをして3本仕立てに
最初の花(一番花)がついたら、主枝と、一番花の下のわき芽と、そのもう一つ下のわき芽だけを残して、他のわき芽はすべて摘み取り、3本仕立てにします。
- 赤線が主枝。水色○が1番花で矢印の先が着いた位置。黄色線2本が伸ばしたわき芽。
支柱立て
枝が水平よりも低くなると実が付かなくなるので、上向きになるように支柱を3本たてて、3本の枝を誘引します。支柱の長さは150cm程度にします。
果実が見え始めたら追肥
追肥のタイミングは果実が見え始めた頃から10日おきに、肥料(フルセット776)を大さじ1杯分(30g)まきます。
4収穫と収穫後の整枝
収穫
果実が肥大したら収穫します。品種によって収穫のタイミングは異なります。
整枝
株の生長を助けるために、3本に仕立てた枝の側枝に花が咲いたら、その花房の一つ上の葉を1枚残して摘芯します。側枝の果実の収穫が終わったら、側枝を切り戻します。
- 1で切る→果実収穫→2で切る。
果実が見え始めたら追肥
秋ナスの収穫のため、8月頃に更新剪定を行います。1〜2枚の葉を残して枝を1/3程度切ります。詳しくは後述のQ&Aをご覧ください。
病虫害対策
株間が狭く、枝や葉が密集すると、風通しが悪くなり、日当たりも悪くなります。暗くて湿気が溜まりやすくなると、害虫や病気が発生しやすくなります。
株間を十分に与えた野菜は、日当たりもよくなり、根をよく張って大きく元気に育つので、病虫害が出にくくなります。
果菜類などを育てている場合、葉が茂りすぎて株元の風通しが悪くなることで、害虫や病気が発生しやすくなります。そこで、下の方の傷んできた葉などは、こまめに摘葉しましょう。じゃまな枝葉を整理することで、風通しが良くなり、光も入るようになるので、株元から病気も発生しにくくなります。
野菜づくりのお悩みQ&A
- ナスを秋まで収穫する方法を教えてください。
- 秋ナスを楽しむなら、更新剪定が必要です。
作物は土壌から養分を吸い上げて生長していますが、株が大きくなり果実の着く位置が株元から遠くなるほど、果実に養分が届きにくくなり、硬くなるなど食味の低下につながります。
美味しい秋ナスを収穫したいなら、7月下旬から8月上旬ごろに、株を若返らせるための剪定が必要です。これを更新剪定といいます。
勢いの衰えた古い枝を切り落として、新しい枝の生長を促します。また、この頃には葉が込み合って下葉に日光が当たらず黄色くなっているので、葉かきもします。
具体的な方法を下記にご紹介します。
まだ実がなっている時期に剪定するのは気が引けるかもしれませんが、株の勢いが衰えてしまう前に行うことが大切です。
更新剪定後1カ月程度で、「秋ナスは嫁に食わすな」と呼ばれるほど美味しい秋ナスが実るでしょう。上手く育てれば、霜が降りる時期まで収穫ができます。
(1)果実の収穫
着いている果実は、大小に関わらず、すべて収穫します。
(2)枝の剪定
主枝と側枝の3本を株元から50センチ程度になるようにハサミで切り落とします。それぞれの枝から新たに伸びている側枝も切り落とします。
(3)葉の整理
新しい葉を数枚残して、古い葉を切り落とします。
(4)追肥
株の生長を促すために、肥料(フルセット776)を大さじ1杯分(30g)まきます。
(5)更新剪定後
最後に水をたっぷり与えます。
※更新剪定前の様子
ガーデニングのプロが教える
ワンポイント・アドバイス住友林業緑化
ナスの更新剪定について触れましたが、必ずしもしなければならない作業ではありません。農家でも作型によっては、更新剪定しないケースが多々見られます。現に更新剪定によって1株当たりの収穫量は少なくなるでしょう。
また、更新中は収穫ができなくなってしまうので、複数の株を育てている場合は、1株くらいは更新剪定せずに残しておいてもよいでしょう。
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