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和室編

畳やふすま、障子など和室ならではの素材・建具に適したお手入れ方法をご紹介します。

どんなにライフスタイルが変わっても、私たち日本人にとって和室は一番ほっとできる空間です。畳にゴロンと寝ころんだり、大きな座卓を囲んでホームパーティをしたり、お客様の寝室になったりと、さまざまなシーンで活躍する和室のお手入れ方法をおさらいしましょう。

※当コンテンツでご紹介するお手入れ方法はすべて一例です。設備・製品・部材などによってお手入れ方法が異なる場合がございますので、必ず各設備・製品・部材などの取扱説明書をご覧ください。

和室のお手入れ方法

以下の各項目を選択してクリックすると、項目の下部に詳細記事が表示されます。

  • 1. 和室のお手入れ方法
  • 2. 和室のお手入れでの注意点
  • 3. 障子の張り替え方法
  • 4. ふすまの張り替え方法
1. 和室のお手入れ方法
1. 和室のお手入れ方法

下記の方法でお手入れします

床の間

【毎日】

ハタキがけとカラ拭きが基本です。ハタキをかけるときには壁や四隅、長押から障子の桟にいたるまでまめにお手入れしましょう。ホコリのこびつき防止につながります。桟の隅にたまったホコリは、柔らかいハケ、筆などを使うと楽に取り除けます。湿気、水濡れは単板がはがれたり、シミがつく原因になるので十分注意しましょう。

床の間

床柱 床板

【毎日】

杉絞り丸太、貼角柱、いずれもハタキでホコリを取った後カラ拭きしましょう。床板は、板張りならカラ拭きで、畳敷きなら小ぼうきでていねいに掃きます。掃除機はデリケートな壁をキズつけやすいので禁物です。

【毎日】

小回りのきく中型あるいは小型のほうきでお手入れを。材質は畳にツヤを与える「ほうきぐさ」のものがいちばん。掃除機を使うときには、畳の目に沿って1畳につき2分程度を目安にゆっくりていねいにお手入れしましょう。掃除の際は吸い口が壁に当たってキズをつけたりしないよう注意が必要です。

【ヒント】

水が苦手な畳みですが落ちにくい汚れには拭き掃除でお手入れを。まずは中性洗剤を薄めて布をできるだけ固く絞ります。へりにさわらないよう畳の目に沿って拭きましょう。次に、きれいな布を水で固く絞り、もう一度くまなく全体を拭きます。バケツ半分程度の水に食酢を盃2杯程度入れ、再び畳全体を拭きましょう。仕上げに全体を水拭きし、風通しを良くしてしっかり乾燥させましょう。室内で風通しをする場合は、時間をおいて2枚ずつ3〜4時間ほど置きましょう。このとき、畳表を外側にすると角を傷めずにすみます。

【年2〜3回】

ダニやカビを防止するために畳にも十分な風通しが必要です。建材床畳の場合は、乾燥した時期にドライバーで畳を持ち上げ、空き缶などをからませて風通しをしましょう。さらに細いノズルを差し込んだ掃除機で細かいホコリも退治。本畳の場合は、畳の裏を日光にあてて日干しします。十分乾燥したらしっかりホコリを叩き出しましょう。敷きこみ時に防虫剤を散布して終了です。

【これはNG】

畳の下にビニールや新聞紙を敷く光景をよく目にします。しかしかえってこれは湿気を呼ぶ原因になるので禁物です。

畳

京壁

【毎日〜週1回】

和室ならではの気品を漂わせる、貴重な塗り壁です。クロスと違った心遣いでお手入れしましょう。そっとハタキをかけるか、静電ハタキでホコリをとります。湿気はカビの原因となるので、通風を心がけましょう。

【これはNG】

表面を傷めるクギ打ち、変質や変色の原因となるシンナー・ベンジンでのお手入れは避けてください。

京壁

クロス張りの壁

【毎日〜週1回】

ふだんのお手入れは静電ハタキでホコリを払うのがいちばんです。ホコリを放置しておくと、湿気を吸ってシミやホコリヤケの原因になるので注意しましょう。

【ヒント】

静電ハタキを使用する前に2〜3回くるくる回しましょう。発生した静電気がホコリを吸い取りやすくします。

ふすま 障子

ふすま紙のホコリヤケは、ハタキや静電ハタキを使って防ぎましょう。ハタキは、軽くてホコリがよく取れる正絹羽二重のものを使うとよいでしょう。とくに気をつけたいのは、ふすまや障子と敷居の間にたまった繊維ホコリ。詰まるとふすまの滑りが悪くなり、敷居の磨耗を早める原因になります。気になる汚れは建具を外してしっかりお手入れを。滑りの悪い敷居には、敷居の溝にロウを軽く塗るか、建具の下端に敷居滑りテープを部分的に貼るとよいでしょう。

ふすま 障子

押入れ

押入れのお手入れで一番重要なのは、湿気がこもらないよう風通しをよくすること。ふすまの左右を開けて風を通し、ふとんなどの湿気を取り除きましょう。その際、除湿剤、扇風機などを利用すると効果的です。ふとんをしまう押入れには、すのこをセットするとよりいっそう風通しがよくなります。

神棚

【毎回】

白木づくりの神棚は、手アカや手の脂をつけないよう、きれいな軍手をはめてお手入れすることを忘れずに。湿気が苦手なので、ホコリ等は乾いた柔らかい布で拭き取りましょう。取りきれない汚れは、目の細かいサンドペーパーで順目方向に軽くこすり取ります。

【これはNG】

どんなにしつこい汚れでもシンナー類や濡れタオル等を使用するのは避けましょう。素材を傷めるもとになります。また、テープやシール類、押しピンや直射日光も避けましょう。

神棚

長押 柱

きれいな日本手ぬぐいで乾拭きしましょう。水拭きは厳禁。頻繁に使う和室、手あかなどの汚れがつく可能性が高い部分には、白木用ワックスを塗っておくと予防できます。必ず白木用ワックスを選んで、使用上の注意を読んでから使ってください。年に2〜3回のお手入れが目安です。

長押 柱

こんな時は?ここもポイント!

★落ちにくい畳の汚れはスピード処置がポイント!

時間がたてばたつほど落ちにくくなってしまう畳の汚れ。汚れの原因によってその対処方法もさまざま。適切な処理で問題を早期解決しましょう。子供やペットの尿はすぐにティッシュペーパーなどで拭き取り、薄めた酢、水拭き、カラ拭きの順で処理しましょう。へり、畳のカビは消毒用エタノールで拭き取り風通しを。小さな焼焦げにはシート状の補修テープを使いましょう。畳のささくれは、はさみで軽く切り取ってしまえばOK。くぼみが気になる畳の凹には軽く水スプレーをしてふくらみを。和紙製や樹脂おもての場合は熱いタオルで蒸すようにしましょう。

こんな時は?ここもポイント!

2. 和室のお手入れでの注意点
2. 和室のお手入れでの注意点

下記の方法でお手入れします

白木のお手入れのコツは?

【カラ拭きで磨くのが一番です】

きれいな日本手ぬぐいで乾拭きしましょう。水拭きは厳禁。頻繁に使う和室、手あかなどの汚れがつく可能性が高い部分には、白木用ワックスを塗っておくと予防できます。必ず白木用ワックスを選んで、使用上の注意を読んでから使ってください。年に2〜3回のお手入れが目安です。

白木のお手入れのコツ

白木の柱にキズをつけてしまった

【濡れタオルとアイロンでお手入れをします】

小さくて浅いくぼみなら、濡れタオルを当てて、アイロンをかけてみましょう。水分と熱が木を膨らませ、目立たなくなります。このとき、キズに汚れがついていると、それが水と熱に溶け、シミになってしまうこともあります。きれいに拭いてから処理してください。タオルもきれいなものを使いましょう。

神棚にロウソクのロウが垂れた

【ロウを布にうつし取ります】

固まったロウに、何枚か薄い布をかぶせてアイロンを軽く当て、ロウを布にうつし取る方法を試してみましょう。直後であれば、カッターでそっとはがすことも可能です。木にキズをつけないよう、細心の注意を払いましょう。

新ジュラク壁にシミが…取れますか?

【部分的なシミは歯ブラシで軽くこすり取ります】

汚れた砂だけを落とすつもりで、くれぐれも慎重にお手入れしてください。

床の間の壁に、風鎮がキズをつけた

【補修依頼窓口へご相談ください】

床の間の壁なので、ご自分でお手入れなさる前にこちらのお問い合わせページからご相談ください。なお、掛け軸を飾っている間は、障子やふすまを閉めて風が通り抜けないようにした方が安心です。これは、掛け軸の色ヤケを防ぐことにつながり、両方に効果があります。

風鎮がキズをつけた

ふすまのガタつきが気になる

【気密性の良さからくるものです】

他の部屋のドアの開閉時に、触れてもいないふすまがカタカタと音を立てることがあります。気になるときは、敷居滑りテープをふすま枠上部に貼るのも効果的です。

敷居がささくれてきたのですが?

【サンドペーパーでなめらかにします】

目の細かいサンドペーパーなどで軽くこすり、ロウを軽く塗っておきましょう。

【Point】

ロウはさっと塗りましょう。塗りすぎるとホコリがつきやすくなり、滑りもかえって悪くなります。

白木の柱のささくれを直したい

【目の細かいサンドペーパーを順目方向にかけましょう】

目の細かいサンドペーパーで軽く表面をこすり、木の表面をなめらかにします。必ず順目方向にペーパーをかけてください。ひどいキズでなければ、それで滑らかになります。その後、白木用ワックスを少しつけて柔らかい布で磨きましょう。

白木の柱のささくれを直したい

堀り座卓のお手入れ方法は?

【箱内のホコリ取りがポイントです】

お手入れの前に、必ずコンセントからプラグを抜き、温度を下げてください。また、ヒーターユニットや箱内のホコリは掃除機などで吸い取ってください。

【耐熱プラグの外し方(住友林業オリジナル仕様の場合)】

コードが真下に来るように、右に回してロックしてあります。外すときは、耐熱プラグを左方向に回し、ロックを解除してから抜きます。

  • 掘り座卓は、夏には収納して畳敷きにすることができます。機器メーカーの取扱説明書をご参照ください。
濡れ縁は時々塗装すると聞きましたが?

【雨風を直接受けるところですので、時々塗装してください】

塗装の材質が分かれば、同じ材質で塗装します。分からない場合は、こちらのお問い合わせページからご相談ください。環境にもよりますが、長い間には徐々に傷んできますので、時期を見て交換が必要になります。

3. 障子の張り替え方法
3. 障子の張り替え方法

下記の方法で張り替えが可能です

用意するもの・材料

【道具】

・ハケ ・カッター(工作用の刃の薄いもの、またはカミソリの刃) ・ヘラ(プラスチックカードなど) ・布 ・のり(専用容器入りが便利です)

【材料】

・のり張り用障子紙(またはアイロン用) ・障子用のり ・セロハンテープ

張る前の準備
  1. ハケに水をつけて障子の裏から桟に塗っていきます

    まず、古い障子紙をきれいにはがします。障子を逆さまに立てかけ、ハケに水をつけて障子の裏から桟に塗っていきます。

  2. のりが透き通るようになってきたら、ゆっくりと障子紙をはがします

    2〜3分待った後、のりが透き通るようになってきたら、ゆっくりと障子紙をはがします。

  3. 水で絞った布で桟に残ったのりを拭き取り、陰干しします

    はがし残した紙は、ヘラ等でそぎ落とします。水で絞った布で桟に残ったのりを拭き取り、陰干しします。

のり張り法
  1. 紙の端のラインをきっちり合わせます

    1.一枚張り障子紙を障子の上枠に置き、50cmくらい広げます。障子の左右どちらかの枠の外側に、紙の端のラインをきっちり合わせます。そのまま上枠に障子紙をセロハンテープなどで、3〜4ヶ所止めます。

  2. 上枠の外側に置いておきます。

    2.しわにならないように障子紙をそっと巻き戻し、上枠の外側に置いておきます。

  3. 桟に障子用のりをつけます

    3.桟に障子用のりをつけます。のり付け用専用容器を利用すると簡単です(ホームセンターなどにあります)。

  4. 4.のりをつけ終わったら、障子紙を桟の上にゆっくりと転がしながら張っていきます。張る時は、指で軽く押さえて密着させましょう。

  5. 余った部分をでカットして完成

    5.最後に余った部分を、定規を当ててカッターでカットして完成です。

    • カッターは木目の方向に沿って使いましょう。キズが目立ちません。
    • カッターは工作用の刃の薄いものか、カミソリの刃をおすすめします。刃の厚いカッターでは障子紙の繊維を引っぱってしまい、うまく切れないことがあります。
アイロン法

1.障子紙を、障子の左右どちらかの枠の外側に合わせてから広げます。障子の桟が交わっている箇所を、アイロンの先で次々に押さえ、周囲をぐるりと押さえます。

2.のり張り法の(5)と同様、余った部分をカットして完成です。

【ヒント】

アイロン障子紙には、裏と表があります。間違えないように注意しましょう。

障子の桟が交わっている箇所を、アイロンの先でぐるりと押さえます

4. ふすまの張り替え方法
4. ふすまの張り替え方法

下記の方法で張り替えが可能です

用意する道具

用意しておきたい道具は以下の通りです。
ナイフ/金づち/クギ抜き/定規/カッター/ゴムベラ/スチームアイロン/補修用の霧吹き

用意する材料

アイロン用ふすま紙/セロハンテープ/ハガキ/引手用クギ

以下は補修用
ふすま用のり/大穴補修紙/茶チリ(下貼り用の薄い紙)

用意するもの・材料

まず、ふすまに穴があいていたり破れたりしている場合は、次のように補修をしましょう。

【破れている場合】

破れているところはのりで貼ります。少し大きい破れには、厚めの紙(ハガキなど)を破れたところの内側に差し込んで貼ります。その上に、茶チリを穴よりひとまわり大きく切って、茶チリの縁だけにのりをつけて貼ります。

【穴があいている場合】

骨が見えているような破れは、破れた紙を切り取り、大穴補修紙を穴より大きめに切って、霧吹きしておきます。骨と穴のまわりにのりをつけて、大穴補修紙を貼ります。乾いたら茶チリ(大穴補修紙より大きめに切る)の縁にのりをつけて、その上に貼ります。

  • いずれもホームセンターなどで入手できます。

【柄をそろえたいとき】

柄の高さをそろえるとき、貼り枚数のふすま紙を重ねてふすまの上に置きます。柄の位置を合わせて、枠の外側で切りそろえます。総柄や無地のふすま紙は、そのまま1枚ずつ広げて貼ります。

張り替え手順

1.引手のクギを抜きます。先の丸いナイフなどを引手クギのある縁の外側に差し込み、金づちの柄などをテコにナイフを押し下げると縁が浮きます。浮いた引手縁を戻して、クギの頭が出たところを引き抜きます。

引手のクギを抜きます

2.ふすま紙を下枠に合わせ、セロハンテープなどで止めます。アイロンは160度くらいにして、イラストのような要領で空気を追い出すようにゆっくりとふすま紙を貼っていきます。

  • アイロンは強く当てすぎると骨組みのあとが残ります。そっとやさしく当てましょう。

空気を追い出すようにふすま紙を貼っていきます

3.アイロンを当て終わったらゴムベラを全体にかけて、残った空気を追い出します。

残った空気を追い出します

4.定規とカッターで余分な紙をカットします。刃先をふすま紙と枠のすき間に向ける気持ちで、ていねいにカットします。板ぶすまの場合は、刃先を枠に向けてカットします。

余分な紙をカットします

5.枠にアイロンの熱が当たらないように、二つ折りのハガキなどを枠に沿わせながら、ふすま紙の周囲をぴったりアイロンがけします。引手部分の紙に切り込みをいれ、引手をセットし、新しい引手用クギを打って完成です。

ふすま紙の周囲をアイロンがけします

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