照明・ホームエレベーター編
電球の交換やお掃除の際に必要な照明カバーの外し方をご紹介します。ホームエレベータの注意点もご確認ください。
照明器具のカバーの外し方をご紹介します。さらに、電気の幹線を建物内で分岐して配線する分電盤やホームエレベーターの取扱に関する注意事項をまとめました。
※当コンテンツでご紹介するお手入れ方法はすべて一例です。設備・製品・部材などによってお手入れ方法が異なる場合がございますので、必ず各設備・製品・部材などの取扱説明書をご覧ください。
照明・ホームエレベーターのお手入れ方法
以下の各項目を選択してクリックすると、項目の下部に詳細記事が表示されます。
- 1. 照明器具のカバーの外し方
- 2. ホームエレベーターでの注意点
- 3. 分電盤まわりでの注意点
- 1. 照明器具のカバーの外し方
- 1. 照明器具のカバーの外し方
カバーの外し方にはいくつかのパターンがあります
外し方について
洗浴室や洗面所、門灯などはパッキン付のため、外しにくいことがあります。機器メーカーの取扱説明書や器具に添付されているシールをよく読んで外してください。また、取り付けるときは、外し方と逆の手順でしっかりと取り付けてください。
ターン式
- カバーを両手でしっかり持ち、左方向に回転させます。
- カバーが本体から外れます。ただし、カバーを押し回すタイプ、つまみを回すタイプもあります。
プッシュ式
- 両端の着脱ボタンを同時に押すと、カバーが外れます。
- カバーを落とさないようにしながら、外します。
バネ式
- カバーを両手で持って、軽く引き下げます。
- バネをつまみ、カバーを金具から外します。
ひっかけ式
- カバーの片側を持ち上げながら、外側にカバーをずらして外します。
- カバーを支えながら反対側も外します。
フック式
- カバーを両手で支えながら片側を引き下げます。
- 引っかけている金具からカバーを外します。
和風ペンダント式
- 器具天板の回転金具を回転させます。
- 天板を取るとカバーが外せます。
交換ランプについて
切れたランプを持って、買いに行きましょう。
【蛍光ランプの場合】
グローランプも同時に交換しましょう。なお、グローランプは、蛍光ランプのワット数に合うものを選びましょう。
【インバーターの場合】
点灯しないのは、安定器の不具合の場合があります。こちらのお問い合わせページ、もしくはメーカーへご相談ください。
安全のために
【警告!】
照明器具を分解したり、改造したりしないでください。
→火災や感電の原因になります。【警告!】
交換するランプは、機器メーカーの取扱説明書や、器具添付のシールなどで指定されたものを使用してください。
→間違った種類、ワット数のランプを使用すると、火災の原因になります。【注意】
お手入れやランプの交換の前に、照明器具のスイッチをオフにしてください。また、濡れた手で触らないようにして、ランプは冷えるまで触れないでください。
→感電やヤケドの原因になります。【注意】
お手入れの後はしっかりと取り付けてください。不完全な取り付けでは、器具が落下してケガをする恐れがあります。取り付けの際は、機器メーカーの取扱説明書にしたがって、正しく取り付けてください。
【注意】
電源プラグにたまったホコリによる「トラッキング火災」を防ぎましょう。ホコリは、よく取り払ってください。
- 2. ホームエレベーターでの注意点
- 2. ホームエレベーターでの注意点
下記の注意点やポイント、お手入れを行ってください
万一閉じ込められたら?
窒息するという心配はありません。無理な脱出は危険ですので、以下の通り外部との連絡を取って静かに救出を待ちましょう。
- 警報ボタンか押しブザーを鳴らして、ご家族に知らせてください。
- 点検契約をしている場合は、自動的にセンターにつながります。点検契約をしていない場合はご家族の方が、ご家族がご不在の場合はエレベーターのかご内の電話機から、メーカーの緊急連絡先へ電話します。
普段のお手入れ
国土交通省の設計指針には、エレベーターの日常管理は所有者またはご家庭内の責任者が行うことになっています。
【管理・保守点検】
エレベーター管理会社とご契約の場合は、管理会社が代行します。メンテナンス契約を結んでおくと安心です。
【管理のポイント】
- エレベーターおよび周辺の点検、整頓
- 毎日の運転開始時は必ず試運転
- 長期不在など、使用しない場合は電源を切る(1週間以上休止の場合、必ず試運転)
【バッテリーなどの交換時期】
バッテリーなど定期的に交換する必要がある場合、その時期を忘れないようにしましょう。
お手入れ方法
【乗り場・かご】
ドアのレールにゴミや異物が詰まると、ドア開閉の障害になります。万一、物を落としたときは、こちらのお問い合わせページ、もしくはメーカー、管理会社へご相談ください。水などをかけるのもやめましょう。
【乗り場・ドア・出入り枠など】
カラ拭きが基本です。気になる汚れは、固く絞ったぞうきんで水拭きします。操作パネルや乗り場のボタンのすき間に水や洗剤を入れないでください。感電や故障の原因になります。また、シンナーなどの溶剤や強い洗剤、クレンザーなど粒子の粗い洗剤、タワシなどの固い用具は使用しないようにしましょう。材質を傷めます。
- 3. 分電盤まわりでの注意点
- 3. 分電盤まわりでの注意点
下記の方法で復帰や点検を行ってください
アンペアブレーカー【A】
表示の数字は契約アンペアで、各家庭と電力会社との契約使用電力量です。契約量以上に電流が流れると自動的にレバーが下がって電流が切れます。なお、契約アンペアは変更できます。変更する場合は、お近くの電力会社または電気工事店へご相談ください。
漏電遮断器/メインブレーカー【B】
万一、漏電したときはすぐ電気を切りましょう。漏電の主な原因は次のとおりです。
- 絶縁が悪くなった電気器具や被覆のはがれたコード、プラグなどの配線器具のぐらつき
- 水を使う洗濯機、食器洗い機などの不具合
- 外灯や門灯などの電気配線の劣化
なお、漏電遮断器が働いたときは、「家中の電気が切れたときは」で解説している<漏電回路の探し方>を点検して、電力会社または電気工事店に連絡しましょう。
配線用遮断器/回路ブレーカー【C】
電気を各部屋などに分ける回路の安全を守ります(1回路に1個)。回路を分けるのは1回路に流せる電気の量に限りがあるためで、異常が生じたとき他の回路への影響が少なくてすみます。
家中の電気が切れたときは
主に2つの原因が考えられます。
【原因1】
一度にたくさん電気器具を使って契約アンペアを超えると、アンペアブレーカーが切れ電気が切れます。
【復帰方法】
電気使用器具を減らして、アンペアブレーカーのレバーを上げれば通電します。
【原因2】
上記の「漏電遮断器/メインブレーカー【B】」でご紹介した不具合などが主な原因です。
【復帰方法】
- 配線用遮断器【C】のスイッチをすべて切る
- 電気器具、配線器具に人が触れていないか確認する
- 漏電遮断器【B】を入れる
- 配線用遮断器【C】のスイッチを1つずつ入れていく
- 漏電遮断器【B】が再び切れたら、その回路で漏電しています
- 漏電している回路の配線用遮断器のみを切り、漏電遮断器【B】を入れる
- 漏電している回路を切っておけば、他の回路は使えます。
- その部屋については器具のプラグを抜きましょう。
- 電気工事店または電力会社へ連絡しましょう。
- なお、広域停電のときは通電後、家中の電気製品が同時に始動します。エアコンなど、容量の大きいものは電源を切っておきましょう。
一部屋全部の電気が切れたときは
【原因】
電気器具の使いすぎや器具の故障、傷みなどの原因によるショートなどが主な原因です。
【復帰方法】
電気器具のプラグを外して、配線遮断器【C】を入れれば、通電します。
- どの部屋への配線かの表示を活用しましょう。
漏電遮断器の点検方法 ※一例です
- 赤いテストボタンを押す
→黄色いボタンが飛び出し、レバーが落ちて電気が切れれば正常です。 - 正常な場合
→レバーを上げれば電気が流れます。レバーが途中で止まっている場合は、いったん下げてから上げます。
電気器具の正しい使い方
まずは必ず機器メーカーの取扱説明書をよく読みましょう。以下は感電の恐れがありますので注意が必要です。
- 被覆のはがれたコード、絶縁の悪い電気器具
- 濡れた手でプラグに触れる
- アースなしでの洗濯機、電子レンジ、エアコンの使用
- 浴室や屋外など濡れる所への洗濯機の設置
- 浴室内での家電品の使用
また、火災の原因になる場合があるので、
- カーテンなど可燃物の近くで電熱器具は使わない
- アイロンやドライヤー、ストーブなどの消し忘れ
- プラグにたまったホコリ
などにも気をつけましょう。
電気についての問い合わせ先は?
各地域の電力会社との契約内容や発生現象によって、お問合せ先や対応が、電力会社であったり、電気工事店となったりすることがあります。ご不明なときはこちらのお問い合わせページからご相談ください。マイコン制御※の給湯器やエアコンは、いったん電気が遮断されると再設定が必要になる場合があります。機器メーカーの取扱説明書をよく見て設定しましょう。また、場合によってブレーカーを切ることで着火しないなどのトラブルが直ることがあります。
※マイコン制御
給湯器やエアコンなどを、あらかじめ決定したプログラム通りに作動させるシステムのことです。停電などにより設定が解除された場合は、再設定します。