台風|備えておきたいこと

台風への備えは防災グッズや非常食を用意しておく他に、緊急時の動きを家族で確認しておくことが重要です。また、台風が接近してから屋外作業をすると危険なので、屋根や雨どいなどは日頃からチェックしておきたいですね。ここでは台風に備えて日頃から準備しておきたいものや、意識しておきたいこと、家周りのチェックポイントを解説します。

台風への日頃からの備えが重要である理由

台風が接近すると水害が発生したり、強風による停電が起こったりする場合があります。台風が来てからでは対策が間に合わない場合もあるので、日頃からの備えが大切です。

水害が発生する恐れがあるから

台風が接近すると大雨による川の氾濫、高潮などの水害が発生する恐れがあります。状況によっては、避難しなくてはならない場合もあるでしょう。

最近は全国的に大雨の発生回数が増えています。自分の住む地域に水害が起こったと想定して、備えておくことはますます重要になります。

停電の恐れがあるから

台風により、停電が起こることは多々あります。強風で電柱が倒れたり、電線が損傷したりすると停電してしまう原因に。電気設備が浸水して、停電となるケースもあるでしょう。電力の復旧までは数日かかる場合もあるので、あらかじめ停電に備えておくことが大切です。

台風が接近すると屋外の作業ができなくなるから

台風への備えとして、普段から家の周りを点検しておくことをおすすめします。台風が接近してからの屋外作業は非常に危険です。屋根の補修や庭木の剪定など、時間のかかる屋外作業は、日頃からしておいたほうが安心です。

台風に備えて日頃から準備しておきたいもの

台風への備えとして、避難が必要になった時のために防災グッズを用意しておきましょう。また、ライフラインが途絶えることも想定して、非常食や水も備蓄しておきます。

防災グッズ

防災グッズは懐中電灯と予備の電池、携帯ラジオ、携帯電話の充電器、ライターやろうそく、ヘルメット、救急セット、着替えやタオル、ティッシュ、マスク、雨具、軍手などを用意します。乳児がいる場合は、オムツやミルクも加えておきましょう。これらのグッズをリュックに入れておき、すぐに取り出せる場所へ保管しておくのがおすすめです。

住友林業では、懐中電灯や非常食を揃えた防災バッグをオンラインショップで用意しています。大容量のリュックに充実した防災セットが入っているので、これ1つ備えておけば安心。空きスペースに着替えや薬などをプラスして、自分だけの防災バッグを作ることも可能です。

非常食・水

非常食や水は持ち出し用の防災セットに入れ、ライフラインが途絶えた時のために自宅にも備蓄しておきます。

ペットボトルの水(目安は1人1日3リットル程度)や野菜ジュース、缶詰やレトルト食品、アルファ米や板チョコなど、長期間保存できるものを家族の人数×最低3日分、余裕があれば1週間分用意しておくと安心です。

乳児がいる家庭は粉ミルクや液体ミルク、レトルトの離乳食、高齢者がいる家庭はおかゆなどのやわらかい非常食といったように、家族構成に合わせて内容を考えます。賞味期限切れを防ぐために、保存食は多めに買い、日常的に使いながら保管する「ローリングストック」がおすすめです。

台風に備えて日頃から意識しておきたいこと

台風への備えとして、緊急時の動きを日頃から家族で話し合っておきます。また、自治体が発行しているハザードマップをチェックして、浸水の危険のある場所を確認しておくこともおすすめです。

緊急時の動きを家族で話し合う

緊急時の連絡方法、避難場所は日頃から家族で話し合い、決めておきましょう。電話がつながりにくくなった時のために、NTTの災害用伝言ダイヤルの使い方を確認しておくなど、電話以外の連絡方法も考えておくと良いですね。

ハザードマップをチェックする

市役所や区役所、自治体のホームページなどから入手できるハザードマップには、浸水の危険のある場所や避難場所が記されています。自宅周りの危険な箇所を確認し、安全に避難場所へ辿り着ける避難ルートもチェックしておきましょう。

避難情報の入手方法を調べておく

台風が接近してから慌てないために、避難情報の入手方法もあらかじめ調べておきたいものです。情報の入手方法にはテレビやインターネットがありますが、停電に備えてラジオも用意しておきます。自治体によっては、メール配信などのサービスもあるので、チェックしてみてください。

近所の人とコミュニケーションを取っておく

普段から挨拶するなど、近所の人とコミュニケーションを取っておくと安心です。近所に高齢の方がいるか、小さい子どもがいるかなど把握しておくと、お互いに手助けしやすくなります。

台風に備えた家周りのチェックポイント

台風が接近すると屋外での作業は難しくなるため、日頃から屋根や雨どいなどを点検しておくことが重要です。ここでは台風に備えて日頃からしておきたい、家周りのチェックポイントについて解説します。

屋根に異常がないか確認する

屋根は双眼鏡などで確認しましょう。

高所作業は危険です。スレートや瓦のズレ、破損など補修が必要な箇所を見つけたら、こちらのお問い合わせページからご相談ください。

雨どいや側溝の掃除をする

雨どいや側溝、排水溝に落ち葉などのゴミが溜まっていると、雨水が流れずに溢れ出す原因となります。日頃から掃除をして、補修が必要ないか確認しておくと良いでしょう。

屋根・アンテナに異常がないか確認する

台風が接近してから、屋根の補修を行うのは危険です。屋根に異常がないか、日頃から双眼鏡などで確認しておきましょう。アンテナも落下の危険性がないか、錆び付いていないか見ておきます。

窓や雨戸、シャッターの確認をする

窓や網戸に異常がないかも確認しておきましょう。窓や網戸はガタつきがないか、網戸は戸車がレールから外れていないかチェックします。

雨戸・シャッターが付いている場合はスムーズに開閉できるか、ガイドレールにゴミなどがないか確認を。雨戸やシャッターは、強風による飛来物から窓を守ってくれます。雨戸やシャッターが付いていない窓があるなら、取り付けを検討するのもおすすめです。

庭木の手入れをしておく

強風により庭木が倒れてしまうことも考えられます。普段から枝の剪定など庭木の手入れをしておくと、風が通り抜ける隙間ができるため倒れにくくなるでしょう。

強風により倒れそうな木はあらかじめ、支柱で固定しておくことも有効な対策です。

車庫や車カバーの点検をしておく

車庫がある場合は、車庫の屋根やシャッターなどの点検をしておきます。駐車スペースに車が置いてある場合は、飛来物が車に当たってしまうことも。車カバーなど、車を保護するものを用意しておくと良いですね。

倒れると危険な屋外のものを確認しておく

強風によりプロパンガスのタンクなど、屋外にあるものが転倒してしまうと危険です。プロパンガスのタンクはチェーンなどでしっかりと固定されているか、緩みやグラつきがないか確認します。ブロック塀がある場合は、亀裂などがないか見ておきましょう。

家周りの点検や防災グッズで台風に備えて、家族を守ろう

台風への備えは、家族構成に合わせた防災グッズや非常食を用意しておくことが重要。それと同時に、ハザードマップで浸水の危険がある場所をチェックしておくなどして、防災意識も高めておきましょう。また、雨どいや屋根など、家周りの点検もしておくとより安心です。日頃から台風に備えて、大切な家族と家を守りたいですね。