
自然のヒミツがいっぱい! きこりんクイズ【木の不思議編】
木のそばは、すずしい
ホント!
木は根から水をすい上げ、葉にある小さいあなから、水を蒸発(じょうはつ)させています。水が蒸発するとき、葉から熱をうばうので、葉の温度が下がります。そのえいきょうで、枝(えだ)や、近くの土や空気も、温度が下がるのです。
植物を家のまわりに植えたり、つるでまきつく植物を、すだれ代わりにしたりすると、真夏の気温や地面の温度が下がります。
また、よくしげった木は、日をさえぎるので、木かげもすずしくなります。

木はすべて、水にうく
ウソ!
世界一重い木は、南アメリカの「リグナムバイタ」という木で、水にしずみます。ボウリングのボールや、つえなどに使われます。
反対に、最も軽い木はバルサです。もけい飛行機(ひこうき)など、工作によく使われます。
木をけんび鏡で見ると、小さいあながたくさんあいていて、空気が入っています。大きなあながたくさんあると、それだけ多くの空気をふくみ、軽くなって水にうきます。あなが小さく、数が少ないと、重くなって水にしずみます。

木から、虫よけの薬ができる
ホント!
クスノキという木から、虫よけの薬をつくっています。洋服について糸や布(ぬの)を食べる虫は、クスノキのかおりをきらうのです。それで、クスノキからつくった樟脳(しょうのう)という薬を洋服ダンスに入れ、洋服を虫から守っています。
また、スギを燃(も)やして出るけむりのにおいで、蚊(か)を追いはらうこともできます。
さらにヒノキのかおりには、殺菌(さっきん)する力や、シロアリを寄(よ)せつけにくい力があります。

木は、葉から空気中の水分を取りこんでいる