きこりん恵方巻をつくろう! きこりん恵方巻をつくろう!

おいしくって、かわいい!
きこりん恵方巻のレシピを紹介するよ。

恵方巻とは、節分に恵方(その年の良い方角)
を向いて食べる巻き寿司のこと。
2024年の恵方は東北東のやや東。
みんなで食べて福は内!

やってみようムービー

レシピ

丸かじりで完食する恵方巻。食べやすく、作りやすい、ハーフサイズのレシピをご紹介します。
皆さまで楽しく作ってみてください。

準備する道具
・巻きす
・まな板(メモリがあるもの)
・包丁
・キッチンバサミ
・計量器
・ふきん
・調理用エンボス手袋
・手酢(てず)
(酢と水を同量ずつまぜたもの。手や包丁を濡らすのに使用します。水をつかうより、いたみにくくなります。)

きこりん恵方巻

材料(1本分)
・ごはん(酢飯でも)  180g
・白すりゴマ     大さじ1杯
・青じそ       1枚
・チーズ       2本
(10㎝くらいのスティック状のもの)
・チーズかまぼこ   1本
・海苔(のり)   全型1枚

つくり方

  1. きこりんの口をつくる。

    チーズかまぼこを切って、きこりんの口の形をつくろう。
    切るのは3か所でOKだよ。

  2. 海苔を準備して、材料を巻く。

    全型(タテ21㎝×ヨコ19cm)を半分に切ってね。
    その片方を3等分にして、きこりんの目になるチーズ2本と、チーズかまぼこ(口)を巻いておこう。糊がうまく閉じない場合は、ご飯粒を海苔の端につけて貼ってみてね。

  3. ご飯をきこりんの色にする。

    ご飯に白すりゴマを混ぜて、きこりんの色になるようにしよう。

    混ぜ終えたらご飯を3等分にしておこう。

  4. きこりんの形をつくる。
    1段目。

    メモリのあるまな板に、巻きすを広げ、海苔の光沢のある面を下にしておき、真ん中にチーズかまぼこ(口)をおいてね。

    3分の1(60g)のご飯を、チーズかまぼこ(口)が隠れるように、5㎝の幅でおいてね。

  5. きこりんの形をつくる。
    2段目。

    ご飯の両端にチーズをおいてね。チーズがきこりんの目になるよ。

    3分の1(60g)のご飯を、チーズの上に、5㎝の幅でおいてね。

  6. きこりんの形をつくる。
    3段目。

    さらに、3分の1(60g)のご飯を、きこりんのふっくらとした形になるようにおいてね。

    側面と、上部に少しずつボリュームを足すイメージで整えてみてね。

  7. 巻きすでまく。

    巻きすを手に持って、力加減を調整しながら巻いてみてね。

    巻いた後に、両横のはじを平らに整えてね。

  8. 青じそを目の形に切る。

    キッチンバサミで青じそを、きこりんの目の形に切ってね。

    きこりんの目は、ヒノキの葉っぱの形だよ。

  9. 手酢で濡らした包丁で切り、目をつける。

    包丁を手酢で濡らして引くように切ると、包丁にお米がつきにくく、きれいに切れるよ。
    1回切るごとに、包丁についたお米をふきんで拭きとり、また手酢で濡らすのがポイント。

きこりん恵方巻のできあがり!

梅の花恵方巻(梅鉢)

~江戸前伝統の巻き寿司~

材料(1本分)
・ごはん(酢飯でも) 100g
・うめペースト(梅肉)小さじ1杯
・チーズ 1本
(10㎝くらいのスティック状のもの)
・きゅうり 縦半分10㎝
・海苔(のり)全型1枚と半切1枚

つくり方

  1. きゅうりを切る。

    切り口が三角になるように、きゅうりを切ってね。5本できればOK。

    きゅうりの中心の、種の部分はとりのぞこう。

  2. 紅色の梅ごはんをつくる。

    ご飯を2等分して、片方のご飯に、うめペーストを混ぜて、梅ご飯をつくってね。

    のこりの半分のご飯は白いままでOK。
    それぞれ5等分しておこう。

  3. 海苔を準備する。

    全型(タテ21cm×ヨコ19cm)を半分に切って、さらに3等分にしてね。
    6枚の内、5枚使うよ。

    半切1枚は、そのまま取っておいてね。

  4. 花びらの部分を作る。

    巻きすを広げ、小さく切った海苔の上に、赤と白のご飯を、左右に細長く並べて巻いてね。
    これが花びらになるよ。
    この作業を繰り返して、花びらを5本作ってね。

  5. 花の形をつくる。

    巻きすに花びらを3本のせて、中央にチーズをおき、さらに残り2本をのせてね。

    外側のすきま5カ所にきゅうりを入れて、巻きすで丸く形を整えてね。

  6. 花の形を海苔で巻く。

    巻きすに半切りの海苔をのせ、中央に↑で組み立てた花をおき、巻きすで巻いて閉じてね。
    うまく閉じない場合は、ご飯粒を海苔の端につけて貼ってみてね。

    巻いた後に、両横のはじを平らに整えてね。

  7. 手酢で濡らした包丁で切る。

    包丁を手酢で濡らして引くように切ると、包丁にお米がつきにくく、きれいに切れるよ。

    1回切るごとに、包丁についたお米をふきんで拭きとり、また手酢で濡らして切るのがポイント。

梅の花恵方巻(梅鉢)のできあがり!

1本で、紅梅(赤い梅の花)と、
白梅(白い梅の花)の2色の梅の花ができるスペシャルレシピだよ!

7種の具材恵方巻

材料(1本分)
・酢飯 100g
(酢飯のつくりかたはレシピの最後をみてね)

・お好みの具材 7種類
7種の具材を、縁起のよい七福神に見立てて巻くよ。
10㎝程の長さに切りそろえて、水気を切っておこう。
<例>カニカマ,マグロ,サーモン,エビ,卵,チーズ,きゅうり,サラダ菜,穴子,かんぴょう, 桜でんぶ, おぼろ …など

海苔(のり)  全型の半分

つくり方

  1. 海苔の上に酢飯を広げる。

    巻きすの上に、海苔の光沢のある面を下にしておき、手前3分の2に酢飯を薄く広げてね。
    上(奥)は空けておこう。

    (このとき予備の酢飯を親指2本分ほど、とっておこう。)

  2. 酢飯の上に具材をおく。

    硬い具材は手前の方に、柔らかい具材や桜でんぶなどの粉状の具材は奥の方におくと、巻くときに材料が転がりにくく、巻きやすいよ。

    具材は、隙間を空けずに並べてね。

  3. 巻きすで巻く。

    手前を持ち上げ、酢飯の手前と奥の線をくっつけるように一気に巻いてね。
    (具材が多くて、酢飯が足りなかったら、予備のご飯を追加してね。)

    最後に、両手で巻きすを締めてね。

7種の具材恵方巻のできあがり!

酢飯のつくりかた

「きこりん」と「梅鉢」の恵方巻は、白ご飯でも酢飯でも美味しくできますが、
海の幸を入れる「7種の具材恵方巻」は、酢飯で作るのがお勧めです。

酢飯の基本の配分は、お米2合(約660g)に対して
①米酢 大さじ4
②砂糖 大さじ2
③塩 小さじ1

先に①②③をよく混ぜておき、炊き立てのご飯に混ぜれば出来上がり。
酢、砂糖、塩気、どれもしっかり感じられる配分ですので、お好みで加減してください。
もちろん、市販のすし酢でもお作りいただけます。

・食物アレルギーを持っている場合があるので、おうちの人に必ずレシピを確認してもらいましょう。・料理をするときは、おうちの人といっしょにしよう。・家族をよろこばそうとして、だれもいないときに料理をしてはいけません。・火を使うときは、必ずおうちの人に確認をして、そばにいてもらいましょう。・しっかり手を洗ってからつくりましょう。・つくったあとは、なるべく早く食べましょう。・つくったあとは、おうちの人といっしょに手や調理用具を洗いましょう。・髪の毛は後ろに束ねましょう。

・食物アレルギーを持っている場合があるので、おうちの人に必ずレシピを確認してもらいましょう。・料理をするときは、おうちの人といっしょにしよう。・家族をよろこばそうとして、だれもいないときに料理をしてはいけません。・火を使うときは、必ずおうちの人に確認をして、そばにいてもらいましょう。・しっかり手を洗ってからつくりましょう。・つくったあとは、なるべく早く食べましょう。・つくったあとは、おうちの人といっしょに手や調理用具を洗いましょう。・髪の毛は後ろに束ねましょう。

節分まめちしき

  • 節分ってなあに?
    節分とは季節の分かれ目のことです。
    昔は立夏、立秋、立冬、それぞれの前日のことを節分と言っていましたが、現在では立春(2月4日頃)の前日を節分といいます。
    1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けた「二十四節気(にじゅうしせっき)」において、立春は新年の始まりになります。
  • 鬼ってホントにいるの?
    季節の変わり目に起こりがちな、
    病気や災害を鬼に見立ています。
    鬼を追い払う行事は、平安時代の宮中行事である「追儺(ついな)のおにやらい」が起源とされています。
    宮中で行われなくなった後も、厄を払い新年の幸せを願う行事として、各地の寺社が形を変えつつ受け継いできました。
  • なんで豆をまくの?
    もともと日本には、散供(さんぐ)という、穀物をばらまくことでお祓いやお清めをする風習があります。
    豆(大豆)が主流になったのは、豆は「鬼毒」を消して痛みを止めると中国の医書 『神農本草』に書かれていたからや、「魔を滅する=魔滅(まめ)」という語呂合わせなどと言われています。
  • 恵方巻ってなあに?
    恵方巻とは、節分に恵方(その年の良い方角)を向いて食べる 巻き寿司のことです。
    恵方巻は江戸時代末期に関西地方で始まり、恵方を向いて丸かじりして無言で食べきると、商売繁盛や無病息災で過ごせると言われています。
  • なんで節分にイワシを飾るの?
    一部の地域では「いわし」を飾ったり食べたりする風習があります。
    平安時代に魔除として、「ひいらぎ」と「ボラの頭」を飾った風習が起源で、時代とともにボラがイワシに変わったと考えられています。
    いわしの頭に柊の枝を指したものを、「ひいらぎいわし」と言い、「ひいらぎの尖った葉と、イワシのにおい」で鬼を追い払うという意味が込められています。

参考:「伝統の作法と最新マナー 冠婚葬祭常識辞典」、「日本行事を楽しむ12ヶ月 くらしの歳時記」(ともに主婦の友社刊)