地産地消の恵みを木の空間で食し、循環型社会を体現する。

千葉県木更津市に30haという広大な敷地に、循環型社会を体現した「KURKKU FIELDS」。サステナブルな未来の形と“いのちのてざわり”を、「農業」「食」「アート」を通じて、都会の人に身近に感じてほしいというメッセージを込めています。プロジェクトの総合プロデューサーである音楽家の小林武史氏は、次の展開も住友林業で、と語ってくれています。

敷地内に農場や牧場、養鶏場、アート作品が大自然の中に点在しています。オープン後も開発を進め、「FARM」「EAT」「ART」「PLAY」「STAY」「NATURE」「ENERGY」のカテゴリーをもつ7エリアの完成をめざします。食材だけでなく、自然の“いのち”そのものである木に触れて、それぞれの目的にあった建物デザインと空間を体感してほしいと思います。

MOCCAは、「EAT」「STAY」エリアの4棟をデザインしました。「ダイニング/ベーカリー」では、外壁や屋根、外階段に無垢材を採用。床材は牛舎の廃材を使い、環境への想いも込めました。また、食肉を加工販売する「シャルキュトリー」。シフォンケーキを製造販売する「シフォン」、宿泊もできる「センターハウス」で自然との共生体験の空間をつくりました。

第2期オープンに向け、心地よい時間を本と過ごす「ライブラリーカフェ」や、自然の中でのびのび遊べる「こども広場」、農業体験と音楽ステージを兼ねた「ミュージックファームベース」、農場を散策したカラダを癒す「温浴・宿泊施設」など。まさに、これからのサステナブルな未来を自然素材である木の効果や性能を活かして、素敵な時間と空間づくりはつづきます。