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教育施設

東日本大震災後に完成した木造校舎で、児童の未来を願う。

宮城県東松島市立 宮野森小学校

PICK UP「MOCCA」STORY

入学以来、ずっと仮設校舎で学んできた6年生。最後の3学期に、新校舎を間に合わせてほしい。

「目をつぶってください。深呼吸を3回… 目を開けて。木のいい香りがしませんか」17年1月、3学期始業式。完成したばかりの木造の体育館で、当時の相澤日出夫校長先生は児童143人の前で語りました。東日本大震災で甚大な被害を受けた野蒜小学校と、児童数が減少していた宮戸小学校が統合された、宮野森小学校。ここから、6年生たちは巣立っていきました。

子どもたちと被災地の未来へ願いを込めた、復興のシンボルとして佇んでいます。

設計コンセプトは、学校名にも込めた“森の学校”です。宮城県や福島県の東北材など、約5,000本の無垢材を使用しました。「木の温もりを感じる校舎は、人の温もりも感じられる。木の香りや木に触れながら、児童がお互いをやさしく思いやる関係に育ってほしい」と相澤校長は願いました。大人も子どもたちも利用できる地域のコミュニティ施設でもあります。

ひとつひとつの教室に屋根があって、
家のように設計されているのも魅力ですね。

児童のお母様が語ってくれました。「今までの仮校舎が自分たちの学校だから、新しい校舎なんて」と言っていた子が、校舎ができたら毎日「早く学校行きたい」と変わったんです。「子どもたちは生徒同士というより、学年を超えた家族ですね。木の校舎に少し傷をつけてしまっても、大人になって校舎を訪れた時に、その傷を見て当時を思い出しますよね」と。

全面ガラス張りの児童用の明るい玄関には、とある未来への贈り物が隠されています。

奥まで自然光の入る玄関の奥の壁には、児童たちの寄せ書きが埋め込まれています。大人になって、この校舎を訪れた時に当時の楽しかった記憶がタイムカプセルのように呼び覚まされますね。視覚、嗅覚、触覚など児童の五感を刺激する木造校舎。木は子どもたちをリラックスさせ、集中力を高める効果があると住友林業の筑波研究所の研究成果でも明らかです。

「MOCCA」STORY