悠久の鉄道遺産に泊まる、
ここでしか愉しめない
旅の思い出

「泊まれる住友林業」しかも「列車に泊まれるホテル」をご紹介します。
廃線から50年近くが過ぎ去り、人々の記憶が風化し始めていた耶馬溪鉄道に、住友林業が再び命を吹き込みました。
汽車ポッポ別邸ならではの、どんな旅時間を楽しめるのか、きこりんと訪ねてみましょう!

Facility

01

廃線で引退した車両を
宿泊施設にリニューアル

1913年から1975年に、大分県中津市で地元の人や観光客を運んでいた耶馬溪鉄道。そこで実際に使われていた車両に泊まれるのが「汽車ポッポ『別邸』」です。「老朽化が進んでしまった廃車両を、中津の歴史や魅力を伝えられるホテルに生まれ変わらせたい」というオーナー様の思いを受け、窓枠や腰壁など往年の面影を残しつつ、木のぬくもりあるホテルに再生し、その車両を駅舎をイメージした新築建物内にまるごと設置しました。別邸の3棟は「社(やしろ)」と銘打たれ、それぞれ地域の名勝地にちなんだ色彩や内装に仕上げています。「日本最古級の鉄道遺産に泊まる」というここでしか味わえない時間、そして中津市と大分県の魅力を発見する旅はいかがでしょう。

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    計器などは約100年前の現役当時のまま。運転席に座れば耶馬溪鉄道の車掌になった気分に。
  • 車両の雰囲気に合わせ、床には3棟それぞれ違う天然木材を使用。床に空けられた覗き窓からは、車輪と線路を愉しめます。
  • 別邸は全3棟。各建屋内では、列車がまるで駅舎に停車しているように宿泊客を迎えてくれます。
  • 当時の姿を今に伝える重厚感ある窓枠や壁。ラグジュアリー感あるインテリアが旅の雰囲気を盛り上げます。
  • 建屋に設けられたヒノキ風呂。湯船にゆったり浸かって坪庭を眺めれば、心も体もきっと癒されるでしょう。
  • 列車ごとにコンセプトが異なり、客間や寝室の雰囲気もがらりと違うので、どの「車両」を選ぶか悩んでしまいそうです。
  • 寝室からリビングを抜け、ひとたび建屋内に出ると、そこが列車の中であったと実感するでしょう。日中は明るい陽光が列車を照らします。
  • 洗面室やお手洗いには、「飛び鉋(とびかんな)」の紋様が美しい大分の伝統工芸「小鹿田焼(おんたやき)」などの手水鉢が。建屋ごとに異なる焼き物も楽しみのひとつ。
  • ふたたび命を吹き込まれた列車の宿で満喫する、大正から昭和の浪漫あふれる旅。ここでしか味わえない時間をじっくり愉しんでいただきたい。
  • 国東の自然をイメージした竹があしらわれた寝室。各列車のデザインは中津近郊の景勝地にちなんでいます。

Hospitality

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大正ロマン漂う洋食や、
地域の食文化に舌鼓

客室だけでなく、食事も耶馬溪鉄道の車両を改装した食堂で愉しめます。ここにしかない特別な空間で味わえるのは、中津をはじめ大分県や九州の山海の美味。季節ごとに旬の食材を堪能できます。お料理に合わせるお酒も、焼酎・日本酒・ワインと九州の銘酒がズラリ。器も地元の伝統的な焼き物で提供されます。味やサービス、内装の端々にまで「中津や九州を好きになってもらいたい」というホスピタリティがあふれているのです。九州の自然や歴史、汽車ポッポ「別邸」で特別な時間を、ぜひ五感で愉しんでください。

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    自然が豊富で、多彩な海・山のグルメが楽しめるのも中津の魅力。食堂ではオーナーが腕を振るう旬の食材が堪能できます。
  • 中津といえば「からあげの聖地」。ショウガとニンニクが効いた醤油味のからあげは、外せないご当地グルメ。
  • 耶馬溪鉄道の車両は食堂としても再生。日本最古級の木造客車でいただく地元の名物料理は、格別の味!
  • 一皿ごとにできたてで提供される地元食材を使った料理に舌鼓。囲炉裏風の個室がある車両でも食事を愉しめます。
  • 小鹿田焼や耶馬溪焼、国東の陶房などが作るカップ&ソーサー。宿泊した建屋に合わせたカップで珈琲が提供されます。
  • 九州といえば焼酎のイメージですが、実は日本酒やワインも豊富。地域の蔵元やワイナリーの銘酒がずらりと並びます。
  • 食堂には観光地や酒蔵を紹介した観光マップのほか、鉄道グッズも飾られて中津を知ることができます。
  • 「汽車ポッポ」のロゴが彫られた住友林業オリジナルデザインの木製ルームキー。
  • お客様が汽車ポッポ「別邸」で過ごした時間が、他にはない素晴らしい思い出となるよう、心を込めて丁寧に準備。
  • 約60年にわたり中津近郊の産業を支え、人々を運んだ耶馬渓鉄道の現役当時の姿。写真の「せきれい」は現在「耶馬渓の社」としてお客様の“乗車”を待っています(写真提供:今戸葉二様)。

Recommend
Spots

03

福沢諭吉ゆかりの地としても有名な中津市は、
奈良時代から多様な文化が豊かな自然に育まれてきた長い歴史を誇る土地。
その歴史と自然の奥深さを、周辺エリアのグルメや温泉と共に愉しみましょう!

別邸の場所
  • ①青の洞門

    江戸時代、一人の和尚が地元の民のために掘ったトンネル。日本初の有料道路と言われています。

  • ②耶馬渓

    日本新三景に選定される景観地。紅葉シーズンはじめ、四季折々の自然が目を愉しませてくれます。

  • ③熊野磨崖仏

    平安時代に作られた熊野磨崖仏は日本最大級。登山やトレッキングルートが整備されています。

  • ④中津城

    1588年黒田官兵衛が造営。海水の掘は潮の干満で水量が変わる「日本三大水城」のひとつです。

  • ⑤宇佐神宮

    712年建立。日本に4万社ある八幡宮の総本社。国宝である本殿など、その建築様式も見所です。

  • ⑥おんせん県/別府八湯

    大分県は別府八湯をはじめ、源泉数・湧出量ともに日本最大を誇る「日本一のおんせん県」。

施設詳細

汽車ポッポ「別邸」

「子どもの頃から生活の中にこの車両がありました。それが徐々に風化するのを目にし『このままでは耶馬溪鉄道の歴史や記憶がなくなってしまう』と再建を決意しました」と話すのは、3代目オーナーの伊藤太陽様(写真左端)。「住友林業・住友林業ホームテックと話し合う中で『プラットホームから客車に乗り込み、耶馬渓遊覧を楽しむ』という宿のイメージが生まれました。それをもとにデザイン、床材やインテリアについて話し合いを重ね、3年を費やして新しい汽車ポッポ『別邸』をつくり上げました。住友林業ホームテックの皆さんと列車の敷石を敷いたのは良い想い出」と話します。「客室には、おもてなしを様々に工夫しています。耶馬溪鉄道と一緒に中津のことも知って、楽しみ、好きになってもらいたいですね」(伊藤様)。

施設名
汽車ポッポ「別邸」
所在地
〒871-0025 大分県中津市万田500-1
アクセス
北九州空港から車で約40分~/電車で1時間30分~
大分空港から車で約1時間~/電車で2時間~
客室詳細

「青の社KAWASEMI」

  • 定員:4名
  • サイズ:82㎡
  • ベッドタイプ:シングルベッド4台
  • 床材:ウォルナット

「国東の社SHIOKAZE」

  • 定員:6名
  • サイズ:111㎡
  • ベッドタイプ:シングルベッド4台+ソファーベッド2台
  • 床材:オーク

「耶馬溪の社SEKIREI」

  • 定員:4名
  • サイズ:89㎡
  • ベッドタイプ:シングルベッド4台
  • 床材:マホガニー

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