古民家の歴史を
活かしたホテルで
三國湊に染まる旅

今回の「泊まれる住友林業」は、福井県坂井市からお届けします。
古いものでは1800年初期に建てられた伝統的な町家を、
歴史が刻んだストーリーや風情を大切に住友林業ホームテックがリニューアル。
暮らすように旅を愉しむ『オーベルジュほまち 三國湊』をきこりんと訪ねました。

Facility

01

趣深い歴史的な
町家建築を
宿泊施設にリニューアル

福井県坂井市三国町は、1000年以上前の文献にも記されている深い歴史を持つ町。江戸時代には北前船の寄港地として栄え、町家・商家・土蔵・遊郭の面影を残す建物が建ち並び、いまでも当時の格子戸が連なる町家や豪商の店舗が多く残っています。そんな歴史的建造物をオーベルジュとして生まれ変わらせたのが「オーベルジュほまち 三國湊」。古くは1800年初期に建てられたものから昭和に再建されたものまで、大切に残されていた建物9棟を風情を残しながら16室の客室にリフォームしています。この地方独特の建築様式である妻入・平入を組み合わせた「かぐら建て」の建物に、特産の笏谷(しゃくだに)石を敷き詰めるなど、風土や文化までも楽しめる宿泊施設となっています。

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    棟の名称の由来は、地元の海女さんたちが仕事の合間に行っていた刺し子に使われた日本古来の文様(井桁・七宝)。
  • 伝統的な2階建ての町家の扉を開けると、中には現代的なスウィートルーム。中庭にはウッドデッキも(工の字)。
  • 観光名所である大湊神社の破魔の弓矢をイメージした紋様「矢羽根」を名前に冠した「矢羽根」。出窓の格子が特徴的。
  • 三國湊の伝統的な建築様式「かぐら建て」を堪能できる「千鳥」。庭には笏谷石、浴室は桧風呂と、三国の歴史と文化を一度に愉しめます。
  • 多くの文人墨客に愛された、明治初期に建てられた料亭をリフォームした「枡」。梁や柱などに歴史の面影を探すのも愉しいひととき。
  • 北陸三大祭のひとつ「三国祭」のクライマックスとなる山車の巡行を、2階の特等席から満喫できる「千鳥」。
  • 客室ごとに浴室も凝っています。「立湧」では季節ごとに彩りが異なる中庭を眺めながらお風呂を愉しめます。
  • 住まうように、旅を味わえるのがオーベルジュほまち 三國湊の魅力。長期滞在で自宅のように寛げる畳スペースのほかにキッチン、洗濯機なども完備しています(桧垣)。
  • それぞれの町家に受け継がれた貴重な伝統品を鑑賞できるギャラリーも。歴史の中で醸成された暮らしや文化に触れることができます(青海波)。
  • 伝統的な装飾品だけでなく、各町家で愛用されてきた提灯や工芸品など「三國湊の歴史」とともに過ごしていただけます(工の字)。
  • 代々受け継がれてきた貴重な家具や装飾品がそのまま置かれている客室も。当時の暮らしに思いを馳せてはいかがでしょうか(千鳥)。
  • かつてさまざまな荷物を運んでいた北前船が往来していた九頭竜川がすぐ側に。「亀甲」ではテラス席から時間と共に移りゆく川の表情を愉しめます。

Hospitality

02

山海の美味と
三國湊の伝統を、
心こもった
おもてなしとともに

「三國湊の歴史と文化に触れてほしい」という想いが詰まっているオーベルジュほまち 三國湊。まち歩き体験をはじめ、三味線体験や郷土料理の調理体験、三国神社の特別祈祷などのアクティビティがたくさん用意されています。もちろんグルメも充実! 港町である三國湊は、実は農業も盛ん。越前がにや甘エビといった海鮮はもちろん、お米や野菜も美味しい土地です。レストランではそんな山海の珍味をディナーと朝食で味わうことができます。しっかり長く滞在して、じっくり味わいつくす過ごし方がお勧めです。

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    『メゾン タテル ヨシノ』などをプロデュースするフレンチ料理のスターシェフ 吉野建氏が料理長を務めるレストラン。
  • レストランも歴史ある町家をリフォーム。特徴ある「かぐら建て」の建物は、町並みの中でもひときわ目を引く出で立ち。
  • 吉野シェフのこだわりで生まれた、調理の様子をライブ感覚で愉しめるオープンキッチンのカウンター。
  • 越前がにや甘エビ、若狭牛やふくいポーク、勝山水菜、ブランドトマト越のルビーなど、新鮮な地場の食材を彩りと共に堪能できます。
  • 福井県が誇る四季折々の旬の味覚を余すことなく堪能できるお料理には、ワインのほか地酒も合わせることができます。
  • レストランの中庭で自家製のハーブを育てています。これも吉野シェフのこだわりのひとつ。料理のほかホテルのウェルカムドリンクにも使われています。
  • フロントはもちろん、客室にあるタブレットからも三國湊観光やアクティビティなどについて気軽に相談できます。
  • フロント棟にはフィットネスマシーンを完備。周辺では観光やグルメだけでなく、船釣りやマリンスポーツなども愉しめます。
  • 客室には、越前漆器のお椀、越前塗りの箸、越前焼の湯飲みといった福井県の名産品を取りそろえています。
  • 福井県は地酒も豊富。全国でも人気の有名酒蔵の銘酒が、ウェルカムドリンクとして提供されています。
  • 歴史と文化に触れられるお勧めのアクティビティが「まち歩き」。歴史的建造物の銀行や古い町家を利用したカフェなどで寛げます。
  • 三味線体験や提灯づくりの体験など、三國湊の歴史と文化を体験できるほまちオリジナルのプログラムをたくさんご用意。

Recommend
Spots

03

三國湊とその周辺地域は、大自然がつくり出す壮大な景観や歴史ある寺社など見どころがたくさん。
福井県は恐竜の化石も有名です。北陸新幹線が延伸してアクセスがより便利になり、人気を集めています!

オーベルジュほまちの場所
  • ①雄島

    青い海に映える朱塗りの橋。大湊神社が護る「神の島」と地元では崇められています。

  • ②東尋坊

    約1キロにわたって広がる豪快な断崖。柱状節理が広がる形状は、世界で3カ所しかないと言われる地質学的にも貴重な場所。

  • ③三国祭

    北陸三大祭のひとつ。三味線・笛・太鼓の囃子に合わせて6基の山車が巡行し、県内外から多くの人で賑わいます。

  • ④永平寺

    現在も禅僧の修行の場である曹洞宗の大本山。荘厳な自然と由緒ある建物を堪能できます。

  • ⑤福井県立恐竜博物館

    恐竜王国として知られる福井県ならではの博物館。4500㎡の敷地には50体の恐竜骨格が展示されています。

  • ⑥越前大仏

    坐像として日本一の大きさを誇る仏像。鋳造のために使われた銅はなんと220トン!

施設詳細

オーベルジュほまち
三國湊

「暮らすように過ごしていただき、この町の人たちが大切に守ってきた歴史と文化、そして伝統に触れていただきたい。そして三國湊を好きになって、共に盛り上げていただきたい」という想いで運営しています。三國湊のように、歴史ある建物、そしてそれが織りなす景観が、これ程の規模で残っている地域は多くありません。それはこの町に暮らしてきた方々が、三國湊に誇りを持ち、愛されてきた証。リフォームでは建物が織りなしてきた物語を残せるよう住友林業ホームテックと相談を重ねました。結果、端々で当時の風情や生活を感じられる、それでいて快適な客室となり、地元の皆様にも喜んでいただけました。お客様にも『また訪れて、もっと長く過ごしたい』と思っていただき、ともに三國湊を盛り上げていただければ嬉しいですね」

総支配人 関田清志様

施設名
オーベルジュほまち 三國湊
所在地
〒913-0045 福井県坂井市三国町南本町3-4-39
アクセス
JR金沢駅から北陸新幹線でJR芦原温泉駅まで約25分⇒JR芦原温泉駅から車で約20分
えちぜん鉄道福井駅から三国芦原線で約50分
小松空港から車で約1時間
客室詳細
「工の字」定員:4名
「毘沙門」定員:4名
「矢羽根」定員:2名
「麻の葉」定員:2名
「鱗」定員:2名
「立湧」定員:2名
「井桁」定員:2名
「七宝」定員:2名
「枡」定員:2名
「松皮菱」定員:2名
「桧垣」定員:4名
「分銅」定員:2名
「青海波」定員:2名
「蔵鍵」定員:2名
「亀甲」定員:2名
「千鳥」定員:2名

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