キッチンリフォーム

キッチンのリフォームは、使いやすさや収納力にこだわったキッチン設備の交換から、家事をより快適に楽しむためのレイアウトや間取りの変更まで、ご予算に応じてさまざまなご要望を実現できます。おすすめのキッチンタイプや最新機能を参考に、理想のキッチン空間にリフォームしましょう。

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キッチンリフォームの4つのポイント

設備の故障やライフスタイルの変化、将来の備えなどさまざまなきっかけでキッチンリフォームを考える人も多くいらっしゃいます。使いやすさや収納力にこだわったキッチン設備の交換から、家事をより快適に楽しむためのレイアウトや間取りの変更まで、キッチンリフォームのタイミングとポイント、最新機能を紹介します。

1.キッチンをリフォームするタイミングは築20年前後

日々の調理などで使用頻度の高いキッチンは、設備の老朽化による故障などが起きやすい場所です。

また、子どもの成長や独立などライフスタイルの変化によって、LDKのレイアウト変更を検討されたり、20年前後で水まわりをまとめてリフォームされたりする方も少なくありません。

2.使い勝手を良くして負担を減らす

最新のキッチンなら、軽く開く収納扉や自動水栓など、作業をサポートしてくれる機能が充実します。今だけでなく、将来の使いやすさも考えてキッチンを選ぶのも大事なポイントです。これまで面倒だった「やらなければいけないこと」をぐんと減らすことができます。

3.間取りを見直して快適性を重視する

これからのライフスタイルを考慮し、LDK全体で間取りを検討したり、床暖房を配置したりするなど、より快適な空間を実現できます。

キッチンのタイプ

キッチンの間取りは「オープンタイプ」「セミオープンタイプ」「独立タイプ」の3タイプに分類されます。今のお部屋や生活スタイルにあったキッチンはどれが良いかを考えましょう。

①ダイニングと一体の「オープンタイプ」

キッチンとダイニングの境がない開放的なタイプ。島のように壁から離して配置するアイランド型やキッチンの片側が壁に接した半島を意味するペニンシュラ型があります。料理中もダイニングで過ごす家族と会話を楽しめるため、ホームパーティーや家族で料理をする機会が多い人におすすめです。

アイランド型のメリット・デメリット

【メリット】
  • 開放感があり、回遊性が高い
  • 複数人で料理しやすい
  • ダイニングにいる人と会話しやすい
  • 見た目がスタイリッシュ
【デメリット】
  • 両側に空間が必要なため、ある程度の広さが必要
  • キッチンが丸見えになる
  • においや油はねが部屋に広がりやすい

ペニンシュラ型のメリット・デメリット

【メリット】
  • 開放感がある
  • ダイニングにいる人と会話しやすい
  • アイランド型に比べてスペースを取らない
  • コンロを壁側に配置することで、においや油はねをある程度抑えられる
【デメリット】
  • アイランド型に比べると動線が限られ、機動性が下がる
  • キッチンがDKから見える

壁付け型のメリット・デメリット

【メリット】
  • アイランド型、ペニンシュラ型に比べてスペースを取らない
  • 料理に集中できる
【デメリット】
  • コミュニケーションが取りづらい
  • 収納や冷蔵庫をキッチンの横に置く場合、横への移動が多くなるため、動線が悪くなる可能性がある

【I型とL型の差】
  • L型キッチンは、I型キッチンよりも広いスペースが必要
  • L型キッチンは、I型キッチンより動線が良くなる(移動負荷が減る)ので作業が効率的になる

②ほどよく独立した「セミオープンタイプ」

腰壁や吊り戸棚などでキッチンとダイニングを仕切るタイプ。ほどよい開放感があるため、ダイニングにいる家族とも会話ができます。キッチン側からはダイニングやリビングを見渡すことができ、ダイニング側から手元や調理器具が見えないのもメリットと言えるでしょう。

また、コンロ前に壁が設置されているので、においや油はねを抑えられます。

セミオープン型のメリット・デメリット

【メリット】
  • ほどよい開放感がある
  • ダイニングにいる人と会話しやすい
  • ダイニング側からは手元や調理用具が見えない
  • コンロ前が壁なので、においや油はねを抑えられる
【デメリット】
  • アイランド型やペニンシュラ型に比べると、多少開放感がなくなる

【I型とL型の差】
  • L型キッチンは、I型キッチンよりも広いスペースが必要
  • L型キッチンは、I型キッチンより動線が良くなる(移動負荷が減る)ので作業が効率的になる

③料理に集中できる「独立タイプ」

ダイニングとキッチンが完全に分離したタイプ。人目を気にせず、調理に集中したい人におすすめです。キッチンが独立しているため、ダイニングやリビングににおいや煙が広がりにくいでしょう。また、収納スペースもつくりやすく、動線が短く済むため、作業が効率良くできます。

独立タイプのメリット・デメリット

【メリット】
  • 人目を気にせず、調理作業に集中できる
  • ダイニングやリビングににおいや煙が広がらない
  • 収納スペースをつくりやすい
【デメリット】
  • 閉塞感がある
  • ダイニングにいる人とのコミュニケーションは取りづらい

最新のシステムキッチン設備

お手入れのしやすいシンクやコンロ、取り出しやすい収納など、年々進化し続けています。現在のキッチン空間は、家族とコミュニケーションを取りやすかったり、スムーズな家事動線を確保できたりと、キッチンに求められるものが変化してきました。ここでは最新の機能を備えたキッチン設備を紹介します。

汚れにくく、傷がつきにくい表面加工

最新のキッチンは汚れにくく、お手入れが簡単なものが主流。ワークトップやシンクまわりは、汚れを拭き取りやすく、傷がつきにくく、熱や衝撃に強い材質が増えています。

ゴミがたまらないシンク

大きな鍋まで洗いやすい広さと深さのあるシンクが主流に。水流によってゴミが自然にゴミ受けに流れる仕組みなど、掃除の手間を省く工夫も充実しています。

お手入れしやすいコンロ

油で汚れがちなコンロやIHヒーターは、継ぎ目のないフラットなトップや、シンプルなゴトクなどにより、お手入れのしやすさが向上。

お手入れ簡単、レンジフード

掃除が大変だったレンジフードは、汚れにくい素材や自動洗浄機能でお手入れの手間が大幅に低減。

【レンジフードはお手入れが大変?】

20年前の換気扇はフィルターやファンの掃除など、お手入れに手間がかかっていました。一般的に換気扇の耐用年数は約10年と言われているため、本体から異音がしたり、吸引力や換気力が落ちてきたりしたら、交換の時期と考えられます。

除菌効果がある水

毎日使うキッチンは衛生面も配慮したい場所。最新のキッチン設備では、薬品や洗剤を使わずに、使用する水を電気分解して除菌成分(次亜塩素酸)を含む水にして使用できる製品があります。

除菌効果を高めた食洗機器

50度以上の高い水温と高圧水流により、しっかり洗い上げると同時に除菌します。

手を使わずに水が出る水栓

吐水口に内蔵されたセンサーが物や手の位置と動きを感知して、吐水も止水も自動で行います。調理中に手が汚れても、ハンドルを汚さずに手を洗えます。

作業がはかどる工夫

作業をシンクの上でできるプレートなど、調理や後片付けが楽になる機能が充実しています。スムーズに作業が進むので、家事の手間が省けます。

料理がより楽しく充実

火加減や加熱時間の自動調整機能はもちろん、専用のココットでグリル料理が楽しめるなど、コンロやIHヒーターは進化し続けています。最新のキッチン設備で、より調理が楽しくなるでしょう。

大容量で機能的な収納

キッチン下のスペースを無駄なく活かした大容量収納。その場で欲しいものが取り出しやすく、しまいやすい、機能的な収納が増えています。

ボタンひとつで自動昇降する収納庫。食器の出し入れがしやすく、身体への負担を軽減できます。

【開き扉の収納は案外大変】

20年前のキッチンは開き扉タイプが主流でした。扉タイプは奥や上部がデッドスペースになってしまいます。さらに「しゃがむ」「探す」「奥のものを取り出すために物を動かす」「しまう」などの8〜10の動作が必要です。その点、今の収納は「開ける」「取り出す」「閉める」の3つの動作で済みます。

住友林業のリフォームなら

設備交換だけでなく、オーダーメイドでカスタマイズでき、これからの暮らしに合わせた空間づくりをご提案いたします。

オーダーメイドにも対応

住友林業オリジナル仕様のキッチンをはじめ、国内主要メーカーのシステムキッチンはもちろん、部材ごとの素材選びや、収納の位置・寸法などを自由に決めるこだわりのキッチンも承ります。

現状のキッチンの使い勝手や、今後キッチンをどのように使いたいかなどをお聞かせください。

リフォームして理想のキッチンを手に入れよう

キッチンの設備や機能は日々進化しています。使用頻度の高いキッチンは、使い続けているとどうしても劣化してしまいます。快適に使用するためにも、リフォームは大切です。使い勝手の良さやお手入れのしやすさはもちろん、将来を見据えたリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。