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主な樹種の特徴

フローリングは樹種によってさまざまな特徴があります。その一部をご紹介します。

オーク

オーク
オーク

オークの種類は300〜350もあると言われ、高さ30メートル以上にもなるものから、樹高の低いものまでさまざまです。葉や葉先の形も、丸いものや楕円形などいろいろ。そして1年中葉をつけている常緑性のものもあれば、秋になると葉を樹から落とす落葉性のものもあります。いずれのオークも、その堂々とした姿は、森の中でひときわ目を惹きます。
古くからヨーロッパ各地では神聖な樹としてあがめられ、長寿、不死のシンボルともされています。特にイギリスでは「キング・オブ・フォレスト(森の王)」と呼ばれています。硬く、木目のグラデーションが力強く美しいことから、フローリングや家具材として多く活用されています。

  • 主な生育域:北半球の亜熱帯から温帯にかけて幅広く分布
  • 主な用途:床材、建具、家具など
  • 種目:ブナ科広葉樹

チーク

チーク
チーク

世界的な高級材のひとつとされるチーク。湿気に強く、耐久性に優れています。また木肌が滑らかで、床材に使えば、住み続けるほどに深まる美しい風合いを実感できます。
木目が詰まっているので硬く、傷がつきにくいのが特長です。また、適度な弾力性があるため、素足で歩いたときに心地よさを実感できます。
チークには良質のタールが含まれているため、材面にはワックスを塗ったようなしっとりした感触があります。酸化や腐食に耐性があり、虫害にも強い性質を持っています。そのタールが材に打ち込まれる釘やボルトを錆びにくくする作用があることから、船の甲板材として古くから利用され、かつてはクイーン・エリザベス2世号のブリッジや内装にも使われていました。またオリエント急行の内装にも最高級のチークが選ばれています。

  • 主な生育域:東南アジアの熱帯地方、インドなど
  • 主な用途:床材、内装材、家具など
  • 種目:クマツヅラ科広葉樹

メイプル

メイプル
メイプル

木肌が明るく透明感ある光沢が美しい「木の真珠」とも称されるメイプル。材質が硬いので傷がつきにくい特長があります。適度な弾力があるため、裸足で歩くと心地よい感触を得られます。
日本ではカエデやモミジとして親しまれていますが、その種類は世界で150〜200種ほどあると言われています。
メイプルの産地であるカナダでは、伐採をマイナス30度にも下がる真冬に行います。これは、春になるとメイプルが生長期を迎え、木肌が樹液の糖分の影響で黄色くなってしまうからです。白く輝くような美しい木肌は、真冬に伐採するからこそ生まれるものなのです。
やさしい色合いは、家全体を明るく彩り、時を経るごとに美しい飴色へと変化していきます。カラーコーディネートがしやすく、インテリアはナチュラルタイプのものにも、モダンタイプのものにも合います。

  • 主な生育域:日本、北米、ヨーロッパ、西アジア、中国、東南アジアなど
  • 主な用途:床材、建具、家具、楽器、運動具など
  • 種目:カエデ科広葉樹

ウォルナット

ウォルナット
ウォルナット

ウォルナットはクルミ科に属し、世界三大銘木のひとつとして知られています(他はチークとマカボニー)。強度と弾力性を兼ね備え、衝撃に対する強い抵抗力を備えていることが特徴です。
ほんのりと紫がかって落ち着いた色合い、木肌と木目の美しさは住まいに高級感を漂わせます。また、木に含まれるタンニンの効果によって、時を経るごとに深まっていく風合いとつややかな光沢が魅力です。
ヨーロッパではルネサンス時代から最高級の家具材として利用され、ゴシック建築の大聖堂などにもウォルナットが使われています。現代では高級ホテルをはじめ、バーやレストランなどでモダンな空間を演出しています。
乾燥時の収縮率が少ないことから、音の精密さを求められる楽器にもよく使われています。

  • 主な生育域:ヨーロッパ南東部から東南アジアおよび日本、南北アメリカなど
  • 主な用途:床材、建具、高級家具、楽器など
  • 種目:クルミ科広葉樹

チェリー

チェリー
チェリー

きめが細かくなめらかで肌触りがよく、磨くと光沢が出るのが特徴です。時を重ねるうちに金色の光沢を持った深みのある色へと変化していきます。
チェリーはバラ科に分類され、日本人になじみの深いサクラと同じサクラ属です。中でもブラックチェリーは、主に北米に生育し、日本のサクラよりもずっと大きく、高さ15〜30メートルにもなり、森の中で堂々とした佇まいを見せています。
同じ木から製材しても木目や色合いなどが異なり、その微妙な違いが自然素材の魅力と言えます。また、ほかの広葉樹に比べて、膨張・伸縮が少なく、安定した加工ができるのもチェリーならではの特性です。
木肌のつややかさと、硬くて摩耗しにくいことから、ダンスホールの床に最適な材と言われています。

  • 主な生育域:北米北東部ほか、北半球の温暖な地域
  • 主な用途:床材、階段などの建具、家具、楽器など
  • 種目:バラ科広葉樹

クリ

クリ

加工せずにそのまま鉄道の枕木に使っても、7〜9年は耐えられると言われるほど耐朽性に優れているクリ。水湿や害虫にも強いので、建物の土台に最も適した材とされています。
色合いは褐色〜灰白色。表情に富む木目や節など、天然木ならではの趣が魅力です。一般に乾燥時の収縮率が小さいため、床柱などの柱まわりや棚、階段、手すりなどに利用されています。肌目は粗く加工が難しいものの、独特の情緒があるクリ材は、昔から特に京都で好まれ、祇園で見られる格子や棚、欄干がある建物にもよく使われています。

  • 主な生育域:北海道南部、本州、四国、九州
  • 主な用途:床材、床柱、階段、手すり、棚など
  • 種目:ブナ科広葉樹

ビーチ

ビーチ
ビーチ

ビーチは平均樹高45メートル、胸高直径は1.2メートルにもなります。ビーチの落ち葉が森の下草を駆除し、腐葉土となって他の樹木の生育を助ける働きをしていることから、「森林の母」とも呼ばれています。
材質は日本のブナとよく似ており、強度はやや硬め。乾燥後は収縮率が小さくなり、加工しやすいため、家具などによく使われます。色調は白色〜乳白色で、時が経つとつややかな赤褐色に変化します。木目は、板目面では濃い斑点、柾目面では帯状の虎斑模様など、ビーチ特有のきめ細かな表情が見られます。艶やかできめ細やかな独特の美しさが魅力です。

  • 主な生育域:日本、北米、ヨーロッパ、中国など
  • 主な用途:床材、家具、日用品、楽器、パルプなど
  • 種目:ブナ科広葉樹

バンブー

バンブー
バンブー

昔から茶室や数寄屋造りなど、簡素な美を極める日本建築に欠かせない材料として用いられてきた竹。タケノコとして食用にも生産されているモウソウチクは、太い径と肉厚があり、建築用材として広く使われています。
夏を涼しく過ごす素材としての印象がある竹ですが、熱伝導率が高く、熱による伸縮も少ないため、床暖房の床材に適しています。また気密性や遮音性が高く、消臭・殺菌作用など、多くの優れた機能を持つ素材として注目されています。
そのフローリングは光に照らされると、竹でしか表現できない直線的な美しさが浮かび上がり、洗練された空間を生み出します。
わずか3〜5年で資源として利用できるため、サステナブルな社会を実現するためにも理想的な素材として注目されています。

  • 主な生育域:アジアの温帯・熱帯地域
  • 主な用途:床材、壁材、床柱、工芸品、楽器など
  • 種目:イネ科