ワックスのかけ方

フローリングを長く美しくご利用いただくためのワックスのかけ方をご紹介します。

  • 当ページでは「住友林業の家」で採用している無垢/木質フローリングについてご説明しています。お手入れ方法などはすべて一例です。製品やタイプによってお手入れ方法が異なる場合がございますので、必ず製品の取扱説明書をご覧ください。
  • 当ページでは「住友林業の家」で採用している無垢/木質フローリングについてご説明しています。お手入れ方法などはすべて一例です。製品やタイプによってお手入れ方法が異なる場合がございますので、必ず製品の取扱説明書をご覧ください。

ワックスがけの基本

ワックスをかける頻度

部屋の利用度によってフローリングの汚れや傷みは異なりますので、ツヤ感がなくなってきたり、汚れが目立つと感じたときにワックスがけをすれば大丈夫です。よく利用している場所であれば、半年に1回程度のワックスがけが目安です。
ワックスをかけると、床をガードする膜ができて、傷や汚れがつきにくくなります。ふだんのお手入れもラクになり、フローリングも長持ちするようになります。

ワックスの選び方

無垢フロアの場合、水性樹脂系のワックスを選びましょう。
ワックスには「ツヤあり」タイプと「ツヤなし」タイプがあります。もとのフローリングに光沢がある場合やピカピカの床がお好きな方はツヤありのタイプがおすすめです。うづくりやなぐり調など光沢のない床や、落ち着いた床がお好きな方は、ツヤなしのタイプがおすすめです。

うづくり:木目を浮き上がらせ、 はっきり見せるように仕上げたもの
なぐり調:板の表面に手斧の削り目(凹凸)を再現したもの

ワックス塗布前

ツヤありタイプ

ツヤなしタイプ

ワックスに適した気候・天気

天候はよく晴れて乾燥した日を選びましょう。寒くなり、室温が5℃以下のときや、雨の日で湿度が極端に高いときにワックスをかけると、表面が白っぽくなることがあります。また、夏の暑い日などは、気温が高く室内に差し込む直射日光も強くなるため、床の温度が上がってしまい、塗ったワックスが瞬時に乾いてしまい、塗り跡・塗りムラが出やすくなります。

オイル仕上げフロアにワックスは NG!

オイル仕上げの床にはワックスは絶対に使用しないでください。お手入れは専用の保護オイルをご使用ください。使用状況によりますが、2年に1度程度、オイルを塗ることをお勧めします。専用の保護オイル「オイルフレッシュ」はオンラインショップでご購入いただけます。

ワックスのかけ方

まず、床の掃除をしっかりしてから、ワックスをかけるようにしましょう。
家具の移動が面倒な場合は、そのままでもワックスがけは可能です。その場合、家具にワックスが付かないように気をつけましょう。

1 床の掃除

まず、床表面のチリ・ホコリを掃除機やフローリングモップなどで取り除きます。
汚れが残ったままワックスがけをすると、フローリングが黒ずむことがあるので、しっかりと掃除をしましょう。

2 水拭き

さらに、水拭きして汚れを取り除きます。その後、完全に乾くまで待ちます。

3 ワックスの塗布

ワックスは、かならず部屋の奥から塗りはじめましょう。出入り口方向へ後退するようなイメージで、足場を残しながら、ワックスがけしたところを踏まないようにしましょう。

良く乾いてから、ワックスがけします。
ワックスは直接床にまかず、容器に入れてから布等に含ませ、しずくが落ちない程度に絞ります。かならずゴム手袋等をご使用ください。

家庭でのワックスがけは、フローリングの保護と滑り止めが主な目的なので、薄く均一に塗布するのが効果的です。
1平方メートルずつを目安に、木目に沿って薄くムラなく塗り広げましょう。

壁の端から2センチぐらい離して塗布すると、壁や柱にワックスが付かずにキレイに仕上がります。家具の移動などが面倒な場合も、同様に2センチ程度離して塗布しましょう。
塗り終わったら、風通しをよくして、完全に乾燥させましょう。季節によっても異なりますが、だいたい20~30分程度で乾きます。

ワックスがけのポイントまとめ

ワックスがけのポイントは以下のとおりです。
ワックスを塗りすぎるとムラになりやすく乾きにくいため、1度塗った場所は何度も塗り重ねないようにしましょう。
ワックスがけの手間にお悩みの方には、便利なワックスがけグッズもご用意しています。詳しくは、下記をご覧ください。

しっかりと前掃除を

フローリングに汚れが残ったままワックスがけをすると、フローリングの黒ずみの原因になってしまうことがあります。ワックスがけの前には必ず、細かいゴミやホコリなどを掃除しておきましょう。

薄く均一に塗り広げる

1平方メートルずつを目安に、木目にそって薄く均一に塗り広げることです。そして、ワックスをかけたあと充分に乾燥させることで、より美しく仕上げることができます。

部屋の奥から出入り口へ

ワックスは部屋の奥から塗りはじめましょう。出入り口方向へ後退するようなイメージで、足場を残しながら、ワックスがけしたところを踏まないようにしましょう。

壁やから2センチ程度離す

壁の端から2センチぐらい離して塗布すると、壁や柱にワックスが付かずにキレイに仕上がります。家具の移動などが面倒な場合も、同様に2センチ程度離して塗布しましょう。

おすすめグッズを使った簡単ワックス
~ クラブフォレスト オンラインショップで販売しているアイテムのご紹介 ~

ここからは、クラブフォレスト オンラインショップで販売しているアイテムのご紹介になります。
「ワックスを薄く均一に塗るのはむずかしい」「かがんでワックスがけをするのは大変」という方におすすめなのが、お掃除のプロも愛用するワックスがけ専用モップ「ワックスマンDX」です。「ワックスマンDX」を使用すると、簡単にキレイにワックスがけできます。

ワックスマンDX

タンクの中にワックス液を入れて(10畳~15畳ならタンク半分、約500cc程度が目安)、床の上を滑らせるだけ。お掃除のプロが使っているモップなのでムラになりにくく、キレイに仕上がります。

ワックスマンDXを使ったワックスの塗布

よく乾いてからワックスがけします。
ワックスマンDXのタンクの中にワックス液を適量入れます。500mLで20畳が目安です。

次に、ダイヤルを回してモップにワックスをしみ込ませます。ダイヤルを左に回すとワックスが出ます。右に回すとワックスが止まります。まず、ダイヤルを左側に半回転させ、モップにワックスをしみ込ませたら、ダイヤルを戻してワックスが出るのを止めてから、塗り始めます。
塗り進めてワックス液が足りなくなったら、ダイヤルを回してモップにワックスをしみ込ませます。

塗り始めは部屋の奥から、出入口に向かって、塗ったところを踏まないように作業しましょう。
立ったまま、木目に沿って、床の上を滑らせるようにモップを動かして塗っていきます。
何度も塗り重ねるのではなく、一塗りで薄く均一に塗るようにしましょう。

壁の端から2センチぐらい離して塗布すると、壁や柱にワックスが付かずにキレイに仕上がります。家具の移動などが面倒な場合も、同様に2センチ程度離して塗布しましょう。
ワックスがかすれてきたら、再度ダイヤルを回してモップにワックスをしみ込ませてから作業を続けます。

塗り終わったら床を十分に乾燥させましょう。

塗り終わったら床を十分に乾燥させれば、ワックスがけは完了です。

使用後のワックスマンDXは、タンク部とワイパー・モップ部を水洗いするだけでお手入れは簡単です。
タンクに余ったワックスは元のワックス容器に戻すことができます。
ワックスを空にしたら、タンク部からシャワー等で水を流し、タンク部とワイパー部に付着したワックスを取り除いておきます。
モップ部分は、ワイパーから取り外し、手洗いをして乾かしましょう。

ワックスなど、フローリングのお手入れアイテムのご購入はオンラインショップへ